らをた広島

食べ歩きブログ

ディープな讃岐うどんツーリング3



どうみても田舎の普通の民家。
中に入っていくのに勇気がいる。
どあつかましい自分はずんずんと奥に入っていく。

信じがたいことにこの奥が製麺所になってる。

大平製麺所。
ここは朝7-8時頃しか開いていないという超難関店。
もちろん看板なんかない。
時間が少し押していたのでちょっと無理かと思ったけどやさしいおばちゃんが出迎えてくれた。

水で締めたものをそのまま丼に受け取り置いてある冷たいダシをかけて頂く(一玉65円)。
お味の方は…いやはななんとも!
赤ちゃんでも食べられそうな程柔らかい麺なのに弾力感があって伸びる伸びる。
「こんなうどん、どうやったら作れるの」という驚愕のうどん。

いわゆるコシのある男麺にたいしてこれは完全な女麺。
むちむちの食感がたまりまへん。

MIDさんは醤油うどんで食しておられた。
ここは普通絶対にわからんだろうな~

これを目印にするといいかも(謎)

またしても移動。
讃岐は不思議なことにうどん屋が散在している。
もっと密集してくれたら嬉しいんだけど10キロ程度みんな離れてる。
こんな製麺所にはほとんど駐車場もないしバイクがうどん巡りには最適というわけだ(笑)


この度の製麺所もコアだ。
目印はこのふたつ(笑)
そうじゃないと絶対にわからないと思う。


なんかそのへんの民家の写真みたいだがこれが須崎食料品店。
当然のごとくこちらも看板もうどんの「う」の字も書いてない。
本当に食料品も売ってる。
どいなかのスーパーのような雰囲気。

中に入ると先客がいっぱい!!
みんな並んでる。

讃岐の製麺所はお店によって暗黙の決め事があるからそれを瞬時に読み取って把握する必要がある。
お店を探す根気もだがうどんツアーには応用の利く卓越した脳みそも必須なのである(笑)

茹で上がると何人かづつ中にいれてくれて立ち食いするシステムのようだ。
MIDさんと一緒にじっとまつ。

ここはダシがない。
醤油うどんかタマゴをいれて釜玉にするしかない。

思わずMIDさんと顔を見合わした。
こりゃなんなん??
黄色くて太くてコシが凄まじい。
典型的な男麺だ。
美味すぎてしばし絶句。
いやいやこんなとこでこんな目眩するほどのうどんがたった70円で喰えていいのか!
感激よりも怒りににたキモチを覚えた(笑)
まだ喰います!次回最終回!