らをた広島

食べ歩きブログ

ノーブレス・オブリージュ


トヨタが大変なことになってる。
知り合いがトヨタ本社の管理職をやっているが今会社は蜂の巣をつついたような状態でシャレにならんと言っていた。

数年前に1兆円の利益を上げ事実上の世界一の自動車会社になった栄光の分、今回叩かれてしまってるようにも思える。
上の動画でもあるようにプリウスは最初から問題を抱えたまま発売されていたのかもしれない。
1月末生産分からプリウスのブレーキのコンピュータマップが書き換えられていたということはその裏付けにもなる。

これをみていると数年前にAクラス発売時に急ハンドルで転倒する危険性を問われ世界中から叩かれたメルセデスベンツを思い出す。
あの時も三菱デリカのほうがよっぽどひっくりかえると思ったが・・
トヨタもベンツも通常の使用では問題にならない不具合(というのかわからないが)だと思うが緊急時にその安全性がとわれているのだろう。
それだけリーディングカンパニーには製品に対する責任と敏速な対応が問われてるってことなんかな?

翻ってカワサキ(笑)
販売台数ベースでは国内メーカー4社中最下位のシェアだが大型二輪での販売台数に限っては国内第二位らしい(二輪車新聞 2006年度国内新車販売台数)
自分もこれまで沢山のカワサキ車に乗ってきたがトラブルは多々あった。

KDX250なんてエンジンの中に余分なパーツが入っていて走行中に内部からピンのようなパーツがクランクケースからとびだしてきたこともある。
ミッションオイルがなくなりクラッチ切れない状態で某バイク屋まで帰ってきた。
自分が内部から何か飛び出た痕跡を差して質問したら石が当たったんだと言われ、後日取りに行くと「結局エンジンを無料で載せ替えといてあげたから」と笑顔で丸め込まれた事もあった。
ZXR750はカウルが隙間だらけで夜運転しようとしたらライトが反射して眩しくて某バイク屋に質問したら「カワサキぢゃけー」の一言で片付けられたような気もする。
前輪ブレーキがききっぱなしになって走れなくなったバイクもあったような(笑)

自分は直接は知らないがW1のケッチンで人間が空高く飛んだとか、マッハというその存在自体が棺桶と同義語だっていう伝説のバイクがあったとか・・・
時代とともにユーザの求めるモノは変わってくるのかもしれないけどカワサキの関係者も今回のトヨタ騒動は対岸の火事とは思えない心境で見守ってると推察できる。

所詮機械は機械。
少々の不具合なんぞあっても別に当たり前。
完全無欠なモノなんて人間は絶対につくれっこない。
昨今のカワサキ車は個人的に好きなのでこの騒動で安全パイのようなちいさく無難にまとまった後向きなバイクばかり発売するような事にだけはならんでほしい。
今度は大型二輪登録台数トップの絶好調ハーレーがトヨタの二の舞にならないといいのだが・・・