らをた広島

食べ歩きブログ

ブラックスワン



あのレオンやスターウォーズのナタリーポートマン主演のバレエ映画。
DVDで観た。
まずそのまるで昔のフランス映画のようなカメラワークが斬新だ。
意図的だと思われるが近接とずっと引いた2画面を常に切り替えながら使うと言った撮影方法が全体に緊張感を与えている。
最初どんな映画なのかよくわからなかったがプリマバレリーナ射止めた箱入り清純派主人公がカラダの異変に気づく。
お堅い主人公がバレエで妖艶な演技を要求されそういう大人の女性になりたいと願うのだがかなり禁断のアブナい方面にいってしまう。
こりゃ凄い展開だ。
自宅で鑑賞するなら家族のいないときにしないとオコチャマドン引きでシャレにならないだろう。
複雑な心理状態の主人公が精神的にどんどん追い詰められる様が描かれる。
なにやら途中から恐怖映画の様相を呈してオカルトのダメな自分はもう怖くて怖くて目を覆ってビビりまくってしまった。
白鳥の役に異常なまでに没頭し逆に役に飲み込まれて精神が壊れていくCGを効果的に多用した描き方はとにかく素晴らしい。
見終わったときにブラボーと思わず言ってしまった。
クラシックバレエの知識なんて全然なくてもこの映画に引き込まれてしまいその世界に完全に浸りきってしまわせるその力量に感心するばかりだ。
しかしレオンのときマセガキだったナタリーポートマンがこんなに色っぽくなるなんて女性は変わるよのぅ~(笑)