らをた広島

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最後の忠臣蔵





DVDで観た。
役所広司主演の時代劇映画。
赤穂浪士討ち入りに加わりながら後世にその正しい事実を伝えるために生き残ることを義務づけられた侍と討ち入り前日になって突然四七士から外れた初老の侍(主人公)との物語。
平たく言うと忠臣蔵のスピンアウト映画と言える。
突然外れた理由もその生き続けなければならなかったワケも描かれている。
討ち入りをした者たちはこれまで散々描かれてはきたが討ち入りしなかった赤穂浪士たちのその後がどうだったのか?
切ない、切なすぎるストーリーだ。
しかしどうでもいいがこの桜庭ななみはめちゃめちゃ可愛いおますなー、おじさん目が眩んでしまったよ!
自分が主人公なら乱心間違いナシだ(爆)
さて時代劇と言いながらも派手なチャンバラやドンパチもちろんエロいシーンは皆無で静かな大人のヒューマンドラマだ。
役所広司演じる主人公は中年の悲哀を見事に表現しており年齢的にもその心情がよくわかるので心がひどく痛む。
悲しいとか可哀想とかそういう感情ではなく非常に清々しい涙をこんな腹黒い自分もまだこんなに素直に流せたのかと見直させてくれた我々日本人の美学が詰め込まれている会心の良作。
やはり役所広司の映画にハズれなしである!