らをた広島

食べ歩きブログ

アンストッパブル


DVDで観た。
デンゼルワシントン主演のアクション映画。
直訳すると「もうどうにも止まらない」だろう。
ストーリーは至極単純で要は暴走列車の物語。
いかにもアメリカらしいパワフルな列車やクルマが次々と登場する。
しかしカメラワークの良さなのか全編に溢れる疾走感が凄い。
シンプルなアクション映画はハリウッドの得意とするとこなのかヘタなお涙頂戴モノよりも余程感動する。
そもそもこんなドハデなアクションがメインの映画になんでオスカー俳優のデンゼルワシントンが出てるのか不思議に思ったがさすがに彼の存在感は暴走列車より上だ(笑)
リストラ直前のベテラン運転手がこの大惨事に果敢に挑む様は中年の星と呼べるものだ。
暴走列車は赤く塗られておりかつて観たスティーブンスピルバーグのデビュー作「激突」のトラックに面構えが似ている。
そういえば激突に作風も似ているかな。
はらはらドキドキという陳腐な言葉しかでないのだが的確な判断をするベテラン運転手に反目しながらもその判断力をみるにつけ段々補佐してゆく新人鉄道員、それに常に情報を流し続けるオペレーターや鉄道ヲタクの役人らを味方につけていく主人公。
それと最近よくある手法だがこの映画もCGに頼らず可能な限り実写で仕上げてる。
それか功を奏して素晴らしいリアリティを生み出している。
1時間半ちょっとの比較的短い映画ながら一瞬たりともムダなシーンやセリフは一切なく一気にたたみかける展開は秀逸だ。
不況に苦しむ現代ニッポンのオジサンたちに明日への希望を与えてくれるスカッと観れる一本。