らをた広島

食べ歩きブログ

キッス/地獄の軍団

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日本の歌舞伎を参考にしたと当時言われたとにかく人気のあったアメリカのロックバンド・キッス。
キスではなくキッスと読むと友人に教えられた。
子供だった自分には刺激が強すぎるおどろおどろしい外見とは裏腹にわかりやすくシンプルでキャッチーなそのサウンドはポールスタンレーとジーンシモンズによる高音低音ツインヴォーカルによる織りなすアンサンブルの面白さに尽きる。
そのあっけらかんとした健全なアメリカンハードロックの特にこのアルバムのオープニング曲であるデトロイトロックシティはドラマ仕立てで主人公が食事してクルマに乗り事故してしまうまでを効果音も織り交ぜてエキサイティングな盛り上がりをみせる。
一転してメロウなバラードを演ってみたりと意外と懐が広いバンドだった。
一方でNHKのヤングミュージックショウと言う番組で見たキッスの武道館コンサートのライヴ映像。
これはとにかく衝撃的だった。
ハッキリ言って世も末だと本気で思ったくらいだ(笑)
エンターテイメントと言うにはあまりに過剰演出に度肝を抜かれたのは自分だけではないはず(笑)
特にベーシストのジーンシモンズの口から火を噴いたり血を流したりのパフォーマンスはあれから30年を経た今でも強烈に脳裏に焼き付いている。
キッスはこのアルバムの他にもアライヴとかラヴガンとかラヴィンユーとか沢山のヒット曲を持つ世界的人気バンドであった。
当然キッスは数多くのフォロワーを生み出しある意味成功するロックバンドのお手本のような存在になっていく。
後にメンバーはトレードマークのメイクを落とし素顔を晒して活動したりしていたが紆余曲折を得て解散することなく現在もあのメイクをバッチリ決めて活動しつづけているのはスゴいと言うしかない。