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レッドツェッペリン4



イギリスハードロックバンド、レッドツェッペリン
自分が中学生の頃レッドツェッペリンはまだバンドとして現役で当時ニューアルバムである「インスルージアウトドア」がリリースされたが誰もまだその楽曲を聞いていない段階なのに予約だけでダブルプラチナムを獲得したそのネームバリューに心底驚いた。
だがレッドツェッペリン、その実態はそれ以降のハードロックのヴォーカルスタイルの典型となるロバートプラント特有のハイトーンシャウト唱法もだがやはりギタリストのジミーペイジのコンポーザーとしての才能に他ならない。
リッチーブラックモアやジェフベックが閃き型の即興を得意とするジャズミュージシャンにも通じるタイプの天才ギタリストならジミーペイジはギターと言う楽器を最も効果的に楽曲に反映させる可能性をとことん追求できるクラシック作曲家タイプの天才とも言える。
ジミーペイジの紡ぎ出すそのギターリフは前衛的でオリジナリティに溢れ且つ叙情的だ。
衝撃的なデビューアルバムから数えて四作目のこの?は名曲天国の階段を含みレッドツェッペリンの最高傑作と誉れ高い。
たしかに1曲目「ブラックドッグ」「ロックンロール」から始まるブルースをベースにフォーク、レゲエ、グランジプログレ果ては民族音楽など栄養に消化反芻し非常に高度なバリエーションを見せる。
確かに天国の階段は徹頭徹尾緻密で華麗な旋律を称えておりギターソロの入り方など鳥肌ものだ。
レッドツェッペリンは映画こそあるがテレビに出演しないと言うイメージ戦略をとっており一時期日本の歌手も真似ていた。
その理由はずっと後日に明らかになる。
ドラムスのジョンボーナムの死により解散後10年を経てジミーペイジとロバートプラントは二人でユニットを再結成するのだがその時来日し日本の報道番組に出演する。
その映像を見たとき愕然とした。
二人が思ったより老けていただとかロバートプラントがもう往年の高音域が発声できず並みのヴォーカリストになっていただのそういうことじゃない。
二人が生半可ではない、めちゃめちゃなチビなのだ!
おそらくは170センチに満たないくらいに。
おそらくはジャケット写真や映画なんかの映像では大きく見える、いや小さく見せない演出が施されていたはずだ。
当時は偉大なロックミュージシャンがめちゃめちゃチビ集団だとやはり威光が遮られるとでも思ったのだろう。
話しは完全に脱線したがジミーペイジのロック史に残した足跡は絶大でハードロックの定番構造である独特のインパクトあるギターリフに高音でシャウトするヴォーカルを被せるスタイルはこのレッドツェッペリンによって確立されたものだ。
レッドツェッペリンは商業的にも大成功を収め今や伝説のロックバンドの一つになった。
先の北京五輪閉会式に次のロンドンオリンピックを紹介する代表としてジミーペイジが元気に出演していたがまだまだ現役で頑張って欲しいと願って止まない。