らをた広島

食べ歩きブログ

北九州ラーメンフェスティバル3

昨日の続き

さていよいよストレートなトンコツラーメンではなくおそらくは新しい潮流になるであろう魚介とんこつラーメンの店を狙ってみることにした。

このイベント当初は金田屋に人気が集中していたが行列は拡散し金田屋もすぐに食べれるようになった。
それと反比例しここ泰玄に人が並んでいる。

並んでいる間に配られる名刺の裏側に店主の修業先が書いてある。
暇つぶしには丁度良い。

とにかくこの店は「醤油豚骨魚介」ラーメンであることを強く主張している。
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「旨いトンコツは泡だっている」のセオリーから言えばここのはそのようなルックスを呈している。
スープはこれまでのどとんこつ言える種類のモノから完全に一線を画しており完璧に魚介が全面にでている。

麺は相変わらずどこも変わらないようで中太ストレートだ。
シビアに言わせて貰えばラーメン自体がちょっと粗い感じの仕上がりでなんとなく昔から馴染みのある「ふりかけ」のような魚介の味付けだ(笑)

「ラーメン馬鹿がこだわり抜いて命けずったラーメンあります。」
思い切りヨン様ラーメンかと思っていた。
よ~~く見るとヨン様とは別人であることがわかる。
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どうもお店のこの人がエセヨン様のようだ。
並んでる客の順番を仕切って注文をきいている。

店名がわからなかったが立て札には「ちゅるるちゅーら」
以前北九州にラーメン喰いに来たとき入りはしなかったが店舗にどえらい行列ができていてその人を食ったような店名と相まって記憶に残っている。
テント前で大きなチャーシューを炙っておりとっても香ばしい良い薫りが漂っている。
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トンコツと魚介との中から魚介を選択。
5杯目にしてようやく本命に出会えたような気がした。
これは旨いわ。

麺は相変わらずだがこのスープはかなり手が込んでいるのがよく分かる。
チャーシューは炙った直後でめちゃめちゃ旨いしココの魚介は魚の旨味だけを凝縮したようにあっさり気味のとんこつとぴったり合ってなんとも白眉な仕上がり。
やはりトンコツの本場九州でも魚介を絡めたニューウェーブ系ラーメンがこれからは勢力を拡大していくのは間違いないだろう。

ラーメン心-SHIN-
最後はココだ。

女ラーメン(基本あっさり)、おかまラーメン(中間こってりあっさり)、男ラーメン(ガツンとこってり)の3っつのメニューがる。
さすがにここまで半ラーメンをは言え5杯を食べ尽くしていたのでココは軟弱者といわれようが女ラーメン(笑)
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脂がほとんど浮いていないがちゃんと泡立ってるいるとんこつ
スープ。
これは確かにあっさりとんこつではあるのだが今日のストレートとんこつだったら一番旨かったかな(゚Д゚)ウボァー

これまで自分は九州とんこつラーメンの真髄はこってりしたその
豚の脂分にあるとばかり思っていたがどうもこのあっさりラーメンを食べてみるとそれは
ひょっとしたら勘違いなのかも知れないと思うようになった。

事実ラストなのにスープまで完食できたのはこのラーメンだけだったから。

この後チケットについていた抽選券を引き替えにお楽しみ抽選会が行われた。

これもスタッフが不慣れなようでホントドタバタ感が見える。
しかしこういう地域のローカルイベントみたいな手作り感があってとても微笑ましい。

たこ焼きスナックとボールペンが当たった(笑)
今までの経験によるとこういうラーメン店を集合させて一気食いさせるようなイベントは立ち上げの頃がもっとも質が高く回を重ねる度に商業的になり大資本がどばっと入って客層がだんだん悪化していくのが常だがまだまだ北九州ラーメンの未来のためにこのイベントはこのまま志し高く続けて欲しいと思った。