らをた広島

食べ歩きブログ

たちばなや食堂(周防大島)

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周防大島たちばなや食堂
大島の西安下庄ってド田舎にあるラーメン屋さん。

見た目はハッキリ言って貧相。
だけど実は相当な有名店。

その理由は「煮干しラーメン」なるものの元祖だから。
別名イリコラーメン。瀬戸内ラーメンとも言われるその味は確かに独創的でもはや生きながらにして伝説になりつつある。

店内に入ると外観から受ける印象を一切裏切らないボロい・・・いやレトロな雰囲気が充満している。

あちらが厨房のようで大将らしき方が調理をされている。
しかしまあなんというか年季が入りまくりの佇まいではある(笑)

テーブル調味料はこれだけ(笑)
シンプルを通り越して大丈夫なんかいな?と心配になってくる。

もしかしたらご近所には出前をされているのか昔懐かしい「オカモチ」がふたつ置いてある。
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ちょっとまってからきたよきたきた!
たちばなや食堂の中華そば530円。
しかしなんともいえないその香り、これぞ磯の香り?
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見た目はけっこうオイリーではあるが実際は非常にアッサリとした和風のスープではあるがだからといって和食かというとそうではなく立派な中華そばとして成立しているのが凄い。
そしてどどーーんと煮干しの旨味が押し寄せてくる。

麺はやや太めのストレート。
ややぼそぼそとした歯触りで全然自分を主張しないタイプ。
これの方が超個性派のスープを引き立てるのだろう。

今回はどーえらいぶっといチャーシューが!!
こってりとしたバラ肉でこの滋味深いラーメンに力強さを与えるのに成功している。

しかももそんなんが太っ腹にも2枚!!
いやいやうれしいのなんの・・・・(笑)

トッピングのモヤシもしゃきしゃきでええ仕事しとりますのぅ~。

実は自分はこれまでも何度もこのお店にはきたことがあるのだがそんなに良い評価をしていなかった。
理由は煮干しの個性的なスープは確かに美味いのだが時にその「エグミ」までも抽出されてしまっていることがありぺらぺらのチャーシューとも相まって魅力を失っているように何度も感じたからだ。
でも今回は開店直後という時間的な有利さのせいかもしれないが懸念されたエグミもまったくなくぶっといチャーシューが搭載された元祖煮干しラーメンはもはや他の追随を許さない完成の域に達しているかと思うほどのデキだった。
自分もまだまだ修行が足りませぬ・・・・