2011年日本映画。
瑛太主演。
原作は40年くらい前の漫画だ。
その頃テレビドラマとして実写化された。
もちろん自分は小学生の低学年だから内容はよく覚えていないがなぜかテーマ曲だけは知っている(笑)
毒を持って毒を制す。
テロリストなど凶悪犯対策としてオートバイに乗った元凶悪犯7人組の超法規的捜査官集団の活躍を描く。
バイクに乗ったジャックバウワー軍団だ(笑)
出てくるバイクはかなりカスタマイズされており原型がわからないものもあるがホンダCB1100、ヤマハVMAXトライク、カワサキZX-6R・W、スズキハヤブサ1300くらいはわかる。
ライディングシーンは当然スタントマンって言うかプロがやっているのかスゴいテクニックの応酬だ。
オフロードバイクならわかるがデッカいリッターマシンでのウィリー、アクセル&ブレーキングターンなどは朝飯前でジャックナイフもバシバシ決める。
ストーリーは突っ込みドコロ満載で単純明快って言うかズバリあってなきがごとしかな。
バイクアクションもいいが冒頭とラストの撃ち合いこそがこの映画の存在価値とも言える。
そりゃ海外のドンパチに比べればまだまだショボいがこれまでの邦画に比べるとかなりイケる。
CG処理がかなり進化したのかも知れないがそれにしてもこれまでにない迫力がある。
悪役もかなり上手くたった一人でワイルド7の個性に負けず憎たらしくてこの作品の質を上げるのに大きく貢献している。
主演の瑛太もシリアスな役どころを上手く演じているし事実上の紅一点深田恭子もかなり良い(笑)
ワイルド7メンバーが何人かやられてしまうので続編はどうなるかわからないが自分の予想より遥かに面白かったのでこれは期待してしまうのぅ~。
自分は原作をほとんど知らないからストレートにこの映画を楽しめたが思い入れのあるワイルド7マニアには酷評されるんだろう。
マンガのアニメ化ならまだしも実写化って特にキャラクター面で難しいように思われる。
日本でオートバイ使ったアクションって言うとどうしても仮面ライダーがその代表作になってしまうが最近じゃバイクに乗ってる意味なんてあまりなくどちらかと言えばホンダの広告塔みたいなちんたらした演出されているくらいならこの作品のように渋いチューニングマシンをプロがトリッキーに走らせてるのを見る方がクールだ。