佐藤隆太主演。
DVDで観た。
オープニングから非常にテンポ良くとんとん拍子で進んでいく展開がなかなかイケている。
見たことある芸人さんがヘンな脇役として次々にでてくる。
どうやら品川ヒロシの自伝的映画らしい。
全編スピーディーなボケとツッコミで形成されている脚本。
これが素晴らしい。
間髪入れぬ小ギャグとヒネリの効いた小ネタ。
みていて何度も唸ってしまう。
伝統的にお笑い芸人は良い役者になりうるが映画監督となると話しは別だ。
単なるコントの羅列みたいな作者になるんじゃないかと心配なさすぎしていたが杞憂に終わったようでちゃんとした泣きのシーンもあって見事「映画」になってる。
宮川大輔の存在感が少々主役を食ってる感がなきにしもあらずではあるがこの独特の世界観は品川ヒロシ監督のなせる技なのかもしれない。
漫才師監督だけあってセリフの間とかテンポとか非常にデキが良い。
それだけじゃなくて信頼とか友情とか男のプライドとにかくいろいろ考えさせられる。
ハイライトになる佐藤隆太と上地雄輔の漫才シーンだけどこれはかなり練習したのがよく伝わってくる。
特に上地雄輔は演技がかなり上達しているのに驚いた。
役者がお笑い芸人やるとたいがいなんともトンチンカンな事がまま見受けられるもんだがこれはよく出来ていてかなり笑えた。
品川ヒロシらしくガンダムネタが散りばめてあり知ってる人間はいちいち笑える。
この品川ヒロシ監督の次回作に期待大である。
