
ここは山口県熊毛郡田布施町。
しかもそのハズレのド田舎。


ちなみにここの風景はこんな感じ。
要は近隣に民家すらない。
ドでかい駐車場があってバイクなんざどこでも駐め放題。
のどかな田園風景ってこういうのを言うのだろう。

そんなド田舎にある本格手打うどん克本店。


ブレンボさんにリクエストして連れてきていただいた。
それにしても凄い場所にある。
これはもはや本場讃岐の製麺所並みの立地だろう。
偶然通りすがりなんて一生かかってもあり得ない。


ここのうどんが旨いと聞いてやってきた。
ホームページでしっかり予習もしてきた(笑)
とっても楽しみにしていたのよ。

13時過ぎだってのになかは満員。
少し外のテーブルで待つことにした。
しかし田舎のアウトドアで待ってるのもなかなか悪くない。
その間にメニューを見るとこの揚げ餅エビぶっかけってのが一番人気って書いてある。
どんなんかなんだかイメージしづらいのぅ〜と思っていたら席が空いたようで店内に通された。


カウンターだけの店内はまだまだ満杯。
近隣って家がないからこのあたりのご婦人方のご一行様が多いようだ。
背中に「じょうきげん」と書かれた赤シャツの方が大将のようでその奥方様のような方が天ぷらを揚げたり配膳をしておられるようだ。
この奥方様のさりげない気遣いが嬉しい。
しかし忙しそう。

しばし店内を見渡すと普通のきつねうどんを大将が作っておられてそのきつねのでかさに感動しこの冷たいきつねぶっかけにすることに決心した。

店内に名刺があったのでいただいた。
昼営業のみで月曜日と火曜日の定休って書いてある。

しばらくしてきたよ!
本格手打うどん克のきつねぶっかけ(冷)500円。

( (ノ゜ο゜)ノ オオオオォォォォォォ-
なんといううどんの照り!
これこれ〜〜
喰らってみるとこのビジュアルに違わぬ凄いコシ!
讃岐うどんに比較して若干細めに切ってあるのは大正解だと思う。
山口のヒトはどうなのかわからないが特にくたくたののびのびうどんが大好きな広島人にはこれ以上太いと「堅い」と言われてしまうだろう。

このぶっとくてでっかいお揚げさん!
これも甘辛くてなんちゅう美味さやねん。

冷たいうどんにきつねって実は初めてなのだがぶりぶりの弾力があって食いちぎるのに力がいるんだけど食べると柔らかいっていう不思議な食感と相まってこれはこれでかなりのもんですわ。

ぶっかけっていうくらいだから讃岐スタンダードないわゆる濃いめのダシが少なめにかけてあるタイプではなくけっこう多めの冷たいノーマルダシに浸っているので「ぶっかけうどん」ってよりももうほとんど「冷や冷やうどん」だと思えばいい。

加えてデフォルトで載せてあるダイコンとショウガがナイスアシストの活躍をしておりこのきつねぶっかけうどんをますます非凡なモノにしている。
ここまで来ると驚愕を通り越して愕然というのが正直な感想か?(笑)

無心にがっついてあっというまに完食。
コレ食べる前にラーメン一杯とシュークリーム食べていたのだがそんなネガを全く感じなかったていうか忘れてた。

食べ終わったので帰ろうと思ったらココはなんと自己申告会計制。
言い換えればインチキしようと思えばやり放題なのだがココのうどん喰ったらそんな愚かしい暴挙にでようって考えは木っ端微塵に吹き飛んでしまうだろう。
いやいや田布施のド田舎で出逢った本場讃岐を凌駕するレベルのうどん屋さん。
う〜〜んハッキリ言ってこれはあんまりヒトに教えたくないよのぅ〜(笑)