
ここは周防大島。
その安下庄という商店街がある集落にあるたちばなや食堂。


たちばなや食堂自体は駐車場を持っていないがすぐ目の前にこの商店街の駐車場がある。
トイレもこの駐車場にある。
だからクルマとかバイクの置き場には困らない。


ここは個人店なのに新年はナント2日から営業しているという変わったお店。
周防大島にはおそらく多くの帰省客がいるはずでそういうヒトタチの為なのかもしれない。


店内は外観を裏切ることなくハンパない年季の入りようでなんというかいかにも田舎の食堂だ。
カウンターはなくテーブル席がいくつもある。
唯一田舎の食堂らしくないのはその集客力で次から次からお客が入ってくる。
しまいには待ち客まで・・・・


「食堂」の割りにメニューはこれだけ(笑)
中華そばにいなり寿司に餃子にきつねうどん。
どれもこれも安いのに驚くがこのきつねうどんってラーメンスープに入ってでてくるってことないよね?(笑)

まずはでてきたいなり寿司85円がふたつだから170円。
これがかなりでっかい。

甘辛くてゴツイお揚げさんも嬉しいが中身の酢飯は具レスだ(笑)
だけどしっかり味付けしてある酢飯のお陰でなかなか味わい深い。
山口のラーメン屋さんってよくいなり寿司あるけどこういう味付けにするとラーメンとの相性は確かに良いだろな~

少し遅れてきたよ!中華そば530円。
なんというかイリコのよい香り。
これぞたちばなや食堂のラーメンだな!というオリジナリティは凄いと思う。

・・・と同時にここのラーメンは出来不出来、当たりハズレのブレがかなり大きいのも特徴だ。
同じ日でも時間帯によって刻々と味が変化する。
そういう意味ではこういうのを分かっていないと地雷ラーメンだと勘違いするヒトもいるだろう。
今日は正午少し前だったからかもしれないが最も良い状態のスープが味わえた。


ちょっと塩辛いゴッツいチャーシューもええ脇役演出しているのだがなんといってもそのスープの状態やデキがこのラーメンの評価を大きく左右すると思う。
一般的には遅い時間帯にはその特徴であるイリコスープが煮詰まっているのか魚のエグミみたいなのが抽出されてしまってヒトによっては生臭く感じてしまうだろう。

まあ新年早々当たりだったようで安心した。
でもやっぱりこの個性は周防大島のなれの果てのココに来なければ味わえないのは間違いない。
2013年も超和風魚介ラーメンたちばなや食堂、まだまだ侮り難し!である(笑)