らをた広島

食べ歩きブログ

自家製麺 今里(防府市)あっさり・辛口・ねぎそば・元祖

いま1
2012年末に開店した自家製麺今里
しかし防府市は遠いですのぅ~(笑)
いまざと01いまざと02
遠いだけならまだいいのだが防府市の中心地から離れたわかりにくい場所に立地している。
だけど駐車場はじゅうぶんに用意されているようでクルマで行くのにはなんの弊害もない。
こちらは日祭日が定休日のお店だからわざわざこうやって平日夜に来るしかないのよ。
いまざと14いまざと03
何と言ってもここのトピックは自家製麺を前面にだしておられることだろう。
店内に入ると誇らしげに中華麺用小麦粉の入っていた大きな紙袋が壁に貼ってあるし製麺室も客席から見える場所に設置されている。
実際にお店はカウンターだけで10席程度。
大将と女性の店員さんの2人体制だ。
いまざと05いまざと04
自家製麺の中華そばのバリーエーションが4種類。
大将に質問したらこの4種類はどれも違うようなのでココは3人で4杯のラーメンを注文するという裏技で勝負することにした(笑)
いまざと06
待ってる間の先鋒いなり寿司100円。
山口のラーメン屋にはよくいなり寿司が常備されているが基本的にラーメンとの相性はとっても良いように思う。
ま、可もなく不可もなしっていなり寿司ではあるわな(笑)
いま2
次鋒になったのはあっさり550円。
(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…典型的な醤油ラーメンの様相を呈している。
いまざと07
大注目の自家製麺
若干平打ち面に通じる食感を覚えさせる細身の縮れ麺。
これってもしかして尾道系の麺ぢゃなかろうか?
スープは鶏をベースにしていてどこかほんのり魚介を彷彿とさせるモノ。
いま3
中堅は辛口650円。
これは先ほどのあっさりとは打って変わってめちゃ脂投入のコッテリ系。
いまざと08
麺はおそらく同じモノだからそんなに印象は変わらない。
しかしなかなかしっかりしたエエ麺であることは間違いなさそうだ。
いまざと09いまざと13
スープにはちょっとだけ後付け感があるのは確かで種明かしが分かってるマジックを見ているような肩すかしを覚えてしまったのも事実だ。
辛さを辛し味噌で足すだけじゃなくもうヒトヒネリ欲しい気もする。
いま4
副将であるねぎそば700円。
これが一番高い。
単にネギが多く入ったのじゃないと言われたので敢えてこれも注文してみた。
いまざと10
これは面白い。
ネギ大盛りってけっこうよくあるんだけど青ネギがどかっと多めにトッピングしてあるのがほとんどだけどここにはラーメンショップチェーンのように白ネギが長めに切ってあるのでシャクシャクした食感がタマランね。
味はどっちかというとあっさりに近く優しい味に仕上げてるのが自分好みだっった。
いま5
そして最後にでてきた大将たる元祖600円。
コイツはやっぱりメニュー筆頭にかいてあるだけのことはある。
これって完全に尾道ラーメンの文法に則ったビジュアルなことにここで気がついた。
つまり鶏ベースの醤油スープ+背脂+縮れ麺+でっかい一枚チャーシューとまあこんな感じだ。
いまざと11いまざと12
これはなんというか完璧に尾道ラーメンのベクトルを持っているのだが決定的にそれと違うのは醤油だろう。
はっきりとはわからないがここのラーメンの醤油はけっこう甘い。
良くも悪しくも尾道ラーメンに感じられるしょっぱさがあまりなくまったりとした甘いコクがうまくブレンドされて独得の風味を醸し出させるのに成功している。
いまざと15いまざとの1
自宅からだと100km彼方の店だけにちょっと欲張ってあれこれ詰め込みすぎたのは反省しなきゃならんがそれにしても開店間がない割りにはかなりのハイレベルなのは間違いない。
山口の醤油って比較的甘い味付けになっているのでもしかしたら地元産の醤油で勝負しておられるのかも知れないがここの大将の修業先がなんとなく透けて見えたような気がして嬉しくなった夜だった(笑)