らをた広島

食べ歩きブログ

春光亭(愛媛県松山市)汁そば

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やってきたのは愛媛県松山市
ここにあるらーめん春光亭(しゅんこうてい)
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朝も早うからフェリーで宇品港からはるばるやってきたよ。
ちなみにフェリー代は宇品→松山でオトナ3500円+バイク(750cc以上)1700円−JAF会員証で1割引=4680円也。
しかも2時間半くらいかかる。
まあしななみ海道を通ってここまできてもガソリン代入れると同じくらいだから寝て移動できる分だけフェリーが得かも知れない。
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松山観光港なら少し離れた国道沿いにこの春光亭はあるのだがなんせ店構えが小さいのと一軒だけ国道から奥に入っているのであまり目立たない。
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オマケに人気店なのに駐車場が店の前に2台分しかないので道に他の待ち客のクルマが停まっていたりしてなんだかあまり宜しくない雰囲気。
これは性急に要改善して欲しいかの~。
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なになに・・・地鶏やカツオブシをふんだんに使った旨味たっぷりの魚介系スープとな。
どうやらこの店のジャンルは魚介系鶏ラーメンと考えればよさそうだ。
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店内はモダンな感じでけっこう洒落ていてまるで喫茶店のよう。
厨房に面したカウンターにテーブル席が3つ。
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お昼時少し前にも関わらずかなりお客は多い。
かなり若い大将ひとりで切り盛りしている。
それに加えて我々が13人一気入店したものだから大将はかな~りテンパってのがわかる。
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メニューはズバリ汁そばとご飯のみ。
これに煮玉子トッピングと大盛りにできるようだ。
それに無化調の店だと謳ってある。
なるほどかなりのコダワリがあるようだ。
ただでさえちょっと気弱そうに見えるこの大将、パニクっているのはいいが時々フリーズしたようにアタマに手をやって動きを停止したり味見をするとき首捻ったりなんだか激しく不安になるよのぅ~(笑)
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ちょっと待ってからキタヨ!!春光亭の汁そば700円。
おおおお!なんというカツオの香り。
それにでっかいチャーシューっていうかこれって鶏肉だよね?どどーーんとはいっていて麺が見えない。
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麺はこんな感じ。
かなり太めの平打ち麺。
これは凄く珍しいと思った。
びろびろ~~としていてほとんどうどんのような食感。
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それとこの和食のすましのようなスープ。
脂分もあるんだけどほとんど感じないすっきりした塩味ながら多量のかつおぶしの旨味が混入していて単なるうどんだしと一線を画す個性的なもの。
無化調で味のフォーカスがぼやけるんじゃないかと心配したがここまで徹底して魚介の旨味を凝縮させるとバシッと芯が通るんだな~と感心した。
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更なる驚きはこの鶏チャーシュー。
自分が今まで喰った鶏チャーシューでは一番旨いと断言できる。
とにかくめちゃめちゃ上品。
一枚一枚はゴッツく切ってあるにも関わらず信じられないくらいしっとり柔らかくほんのりはんなりとした薄味を称えている。
コレ10枚くらいでも食べられまっせ。
それにこれまた上質なメンマと水菜、海苔が丼の中で渾然一体となった全体の一体感が素晴らしい。
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夢中になって喰っていたがハッと我に返るとスープまで完食してしまっていた。
最後までこの汁そばの凄みのテンションは一向に落ちてこず感動だけが残った。
いやいや松山に凄いラーメンが存在するのがわかっただけでも大きな収穫だ。
残念なのは大将おひとりのオペレーション。
こんなに流行っているのなら1人だけでも配膳係を入れられないと大将が倒れる日が来ないか心配になって店を後にした。