らをた広島

食べ歩きブログ

KTM試乗会~TSタカタサーキット~

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先日広島の安芸高田市にあるTSタカタサーキットに於いてうず潮レーシング主催のKTMバイクの試乗会があったのでよっしーとふたりで行ってきた。
オフロードのコースは走ったことあるけどオンロードサーキットはなんせ初めてだ。
ちょっと緊張気味に道に迷いながらなんとか9時過ぎに到着。
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しかし今までにロードレース観戦に行った鈴鹿サーキットより随分規模が小さいがかなりの速度で走行しているバイクを間近で見れる迫力は凄い。
このサーキットの向こうの方はスタンド2階からも見えないから基本的に観戦する目的ではなく自分が走るのが主な目的になるサーキットのようだ。
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試乗の用意されている車両は・・・・
KTM125DUKE
KTM200DUKE
KTM690SMC-R
KTM690DUKE
1190RC8
それにモタードの競技専用車両が3台。
試乗料金は2000円。
先導付きで1セット3周ほどまあまあのペースで周回できる。
えん1
自分はとにかくこの690SMC-Rに乗ってみたかった。
なんせこれの足回りをオフロード寄りに換装した690エンデューロRが気になって仕方がないが実車がそこらへんにあるわけでもない。
だからオンロードの足回りのコレに乗ってみたかったのよ。
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まず最初に思ったのがやっぱり890ミリという脅威のシート高。
エンデューロRはこれより更に2センチ高い910ミリ!!
ヤジロベエ状態ではあるが足つき自体はどうにかこなせそう。
問題はサイドスタンドがうまくはらえないコトでこれには難儀した。
サスペンションは以前新車に跨がったときよりは1Gで柔らかく感じられたからもしかしたら試乗用に柔らかくしてあるのかもしれない。
シートそのものは固い。
車体は半乾燥135.5㎏ってことだが驚くほど軽く感じる。
取り回しとかは1400GTRに較べればアホみたいだ。
だから足つきに不安があってもある程度踏ん張れそうだしよしんば転んでもこれなら簡単に起こせそう。
最初からレンサルが奢ってあるハンドルによるポジションは自由度が高くスタンディングにより前傾度もちょうどいい。
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サーキットを3周のセットを2度だから全部で6周したわけだがエンジンは690CCっていったらもうほとんど700ccのシングルだけど当然ながらパワーはある。
カタログによると67馬力だそうだがそれ相応の体感加速がある。
でも2速3速でもりもりウィリーするだろうと予想していたが通常のクラッチ操作ではそんな無粋なことはできない。
それに発進は思ったより低速トルクを有していないからこの排気量にしてはエンジン回転は上げ気味にしないと止まりそうになる。
全開にしていないからトップエンドまで吹けきったパワー感がわからないが6速あるギアの繋がり感も自然でこれならオンロードユースで不満はないんじゃないかな。
シート下にはインジェクションのマップセレクトスイッチがあり、ソフト/スタンダード/アドバンスの3つからパワー特性を選ぶことが可能だそうで今回の車両は慣らし中ってこともありソフトに設定されているのが原因のようだ。
それでもこのソフトモードだとしてもオフロードユースを考えたらこれでもじゅぶんっていうよりこれだけのパワーを全開で走れる林道が日本にあるのか疑わしい。
あったとしてもアドバンスモードにして弾けるトラクションをかけるのに相当な経験とテクニックが必要になるかもしれない。
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よっしーは一応公道が走れるコンペマシンKTM450EXCをモタード仕様にしたやつに試乗。
そりゃーこれはオモロイだろ(笑)
大感激していた。
その楽しさと引き替えに実用性はほとんどないぢゃろうかのぅ~
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悪のりしてKTMラインナップでもっとも高価な1190RC8にも乗ってみた。
半乾燥184㎏に対して175馬力の出力。
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とんでもないバケモノかと思ったらこれがけっこう乗りやすい。
まあ今回はその本当のパワーを味わうことはできなかったが片鱗くらいは理解できた。
オールデジタル表示のメーターが読みにくいのはいいのだがなんせ久し振りのSSポジションに足が痙ってやっぱりこういうのは性に合わないようだ。
慣れてくるともう少し速いペースで周回してみたくなるがまあ初めてのサーキットだからこんなものだろう。

KTM690エンデューロRは自分がもう20年以上前に乗っていたカワサキKDX250SRとほぼ同じような使い方ができるような気がする。
車重は少しだけエンデューロRが重くパワーもあるがこれならなんとかなりそうだ。
個人的に初めてのKTMバイクに乗ってみたのだが想像より全然荒っぽくなくてむしろ洗練されている。
もう少し尖っていて通好みのマニアックな乗り味を勝手に想像していたからある意味裏切られた感じもする。
もしかしたらライダーの技量に合わせて自分でセッティングできるマシンの幅が相当大きいのかもしれないしヨーロッパではそういうバイクと自分を育てていくような乗り方が当たり前なのかもしれない。
だけどもう昔のように若くないから以前のように力任せに走るってできないだろうからこういう感じの方が今の自分には楽しめるかもしれないのぅ~。