中国菜館竹琳。
ここは去年まで中国菜館廣來だったテナント。
八幡のメイン通りに面しておりアクセスはとても良いのだがいかんせん交通量が多く店の前の駐車場に入れにくく出しにくい。
この駐車場問題は以前の店でも同じだったがカイゼンされてはいないようだ。
この竹琳も去年までは五月が丘でやっておられたがこちらに移転してこられた。
店内は緑が基調色になっておりパーティションが増えたような気もするが基本的にそんなに変わっていない。
まるで居抜きで入ったようだと言っても良いだろう。
メニューも移転前とほとんど同じと思われる。
今日は移転後初なのでおそらくは人気メニューと思われる麻婆豆腐と担担麺に狙いを定めてやってきた。
ついでにデザートも少しだけ注文することにした。
伝え聞いたトコによるともともと竹琳の大将は中国菜館廣來で修行されていたそうだから惜しまれながら閉店した中国菜館廣來に対して特別な思いがあったからココで再出発することにしたのかもしれない。
前菜代わりにピータンのサラダ700円。
自分はピータンがちょっと苦手なのだがこれならヘンなクセがなくて美味しく食べられた。
さて本命の麻婆豆腐きたよ～～
こんな風にフタがした状態で出されるので期待が高まってしまうよのぅ～
竹琳の麻婆豆腐1200円。
「本場の味をそのままにピリッと大辛、汗がふきでます」
実は久し振りに竹琳の麻婆豆腐食べたが以前より相当洗練されてきている。
中国菜館廣來の麻婆豆腐を完全に凌駕している。
四川の花山椒をふんだんに使い特異のザーサイを隠し味にしているいわゆるホンモノ指向だ。
個人的にはもう少し辛くてもいいがなんともまったりとろっと上品な仕上がりにビックリ。
失礼ながら以前よりかなり腕をあげておられるようだ。
続いてきたのが担担麺900円。
こちらはおそらく中国菜館廣來の味を意識しておられるのだろう。
中国菜館廣來の担担麺とよく似てはいるが仕上のアプローチが少々異なるオリジナルなものになっている。
麺がクタッとして無個性なのが少々残念だがこれはこれで面白い担担麺だと思う。
だけどこれで中国菜館廣來の師匠の担担麺を越えたか？って言うとそこまでには至っていないように感じる。
あともうひとりねりの独自性が欲しいと思うのは欲だろうか？
チューチューマン450円。
これはもう完全なる洋風デザート。
ビールには合わないがこういう遊びのお菓子があるなんてなかなか面白い。
今までのお店の客と師匠の客とそれから新規の客と大将はタイヘンだろうが今でもじゅうぶんのハイレベルではあると思うがまだまだ可能性は大きくあるんじゃないかと楽しみな中華菜館竹琳だった。
また来なきゃ。
