なかむら(香川県丸亀市)冷たいうどん小
丸亀市の土器川沿いにあるなかむら。
ハッキリ言ってドイナカ中のド田舎だ。
けれどこんな場所に讃岐うどんツアーなる観光バスが横付けされているし駐車場には誘導員も居る。
おまけにこんな大行列。
実はここも久し振りだ。
もしかしたら5年ぶりくらいかもしれない。
1000円高速が終わって軒並み讃岐うどん店が客を減らしているなかで相変わらずこの大行列はさすがだ。
メニューは店舗の外に書いてあって自ずと並んでいる時に決めるようになる。
メニューそのものはシンプルで温かいか冷たいか釜玉かといった具合だ。
自分は冷たいうどんをお願いしたのだがあとはセルフで味付けをしなくてはならない。
薬味はセルフですり下ろすダイコンやショウガ、ネギなどなど。
つゆは温かいのと冷たいのがそれぞれにポットに入っていてやはりセルフでかけるようになっている。
冷たいうどん小+ネギ+ショウガ+きつね+つめたいつゆと全部セルフで完成。
なかむらの冷たいきつねうどん。
確かにココは釜玉うどんが有名ではあるのだがその場合麺2玉に対して玉子1個が黄金比率なので腹が減ってる時じゃないと結局玉子過多うどんになってしまうので今回は見送った(笑)
なかむらのうどんはなんといってもぐにゅっとした食感の女麺として有名だ。
讃岐のうどんとしては細身ながら相変わらずのグミキャンデーのようなそれは健在、味もバツグンだ。
ごっつい油揚げは「がもう」には若干劣るのもののそれでもじゅうぶんなサイズと旨さでこのうどんを更に上質に引き上げている。
千円高速でかなりの讃岐うどん店が効率に走り味を落としてしまってから久しいがココなかむららしさは全然失われてなかったことに安堵したのが正直な感想だ。
個性的で凄いうどんに対してだしがイマイチなのも以前と全く変わっていないのもご愛敬か(笑)
これからもこの良き伝統を守り続けて欲しいと切に願って店を後にした。