肉のますゐ(中区八丁堀)上タンシチュー
広島市八丁堀の大通りから一本入った場所に肉のますゐがある。
「ゐ」ってなんて読むんかいな?って思っていたら「い」なんやね?
「ゑ」と一緒で最近はほとんど見かけなくなったからこのお店はそれなりに歴史があるってことになるのだろう。
一階はお肉屋さんがあってその奥がレストランになっている。
かなり大きなビルでこれが全部自社ならえらい大きさってことになるだろう。
メニューの見本の作り物をメニュー代わりに並べてるのって最近はほとんどないのでもの凄く久し振りにみたような気がする。
店内ももうそれはそれは昭和のキツイ香りが充満しておりタイムスリップ感が味わえる。
2階に案内され靴を脱いであがったら昔昔親に連れてきて貰った「外食」を思い出す。
大広間から個室までありとあらゆる部屋が用意されており建物の真中には吹き抜けがあって2階から1階の厨房が見える。
とにかく女中さんがたくさんいてなんだかもう「千と千尋の神隠し」の世界観ののようだ。
初めてであまり下調べをせずに来てしまったので女中さんにお勧めをきいてみる。
オトクなのはランチだと説明された。
なんかよくわからんからすすめられるままにこの特ランチと上タンシチューにしてみた。
特ランチ780円。
コレ、写真じゃわかりにくいがどえらいボリュームがあってお腹いっぱいになる。
値段を考えればまあこんなもんかもしれないがカツはでっかいが薄くて固い(笑)
だけどハンバーグは柔らかくてけっこうイケル。
だけどここの特徴はこの甘めのソースなんかもしれないのぅ~
って考えていたらきたよ!!
上タンシチュー1600円。
スタンダードなタンシチューが1400円なのだか肉からソースから内から何まで違うと説明されたのでこちらにしたが確かにさっきのランチとソースの色からして違っている。
熱く熱せられた鉄板に乗っているのでとにかく最後まで熱い。
猫舌のひとにはかなり拷問だろう。
タンは驚くほど柔らかくしかもこの比較的甘めのソースに下支えられてこの値段では考えれないくらい上質だ。
焼くと淡泊になってしまうタンだけどやっぱりシチューにするとなると濃厚な味でしかも形がしっかり残るから本領発揮でその本質を最も楽しめるのかもしれない。
なるほど~これはええもの食べられたな~。
この日は二人で訪れてシェアして丁度良いくらいの量だった。
だけど個室でゆっくりとできてこの食事内容でこの値段は相当安いと思う。
さすがに有名店だけあって早い時間帯だったがあっというまにお客が溢れてきていた。
もっと研究が必要なようだ(笑)