らをた広島

食べ歩きブログ

献上そば羽根屋 本店(出雲市)割子3段定食

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出雲市献上そば羽根屋本店
今日はここに割り子そばを食いにやってきた。
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そもそも店名の「献上そば」とは・・・
「明治四十年五月二十七日、大正天皇がまだ東宮の御時、山陰地方に行啓され出雲市に御宿泊になった折、弊店のそばをさし上げたところ、田園の香りをうつしたその風味がことの外御意に召し、それ以来このそばに「献上そば」の名をお許しになりました。」
公式サイトにかいてあるので公式に使用が許されているのだろう。
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ならば否が応でも期待が高まるというもの。
しかし基本となる3段の割り子そばが660円って通常のそばの相場からすればけっこう安い。
これはけっこう嬉しいが値段なりなのかはたまた量が少ししかないってことはないよね?
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駐車場は店舗前の道路を挟んで反対側にクルマ用が数台と少しはなれたところにやや広めのが確保してあるので大丈夫だろう。
バイクはその離れた方に駐めるようにいわれたのだが10台が余裕で駐車できた。
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店内はかなり大きい。
入店したすぐにテーブルがあって店舗奥にはこういった大きく落ち着いた個室がある。
これなら20人くらい一気に入れそうだ。
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小さな庭があったり完全和風建築でいかにも歴史有る蕎麦屋って感じがぷんぷんする。
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天井は相当高く間接照明になっているので寛げますのぅ~
ビールでもあったら大宴会が出来そうだ(笑)
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割子3段定食860円。
メニューにあった割り子そば3段に・・・
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炊き込みご飯と漬け物、野菜小鉢、それに宍道湖名物シジミの味噌汁を追加し200円アップとなる定食。
どうやらこれがここの主力メニューのようだった。
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注目の割り子そば。
別の器にある薬味をとりあえず全部のせてダシをぶっかけて食べる蕎麦。
もみじおろしがかなり辛いのでそういうの苦手なヒトは赤いのは入れない方がいいだろう。それにしてもコイツは今までの割り子そばを吹き飛ばしてしまうようなデキだ。
自分が知っている割り子そばってちょっと伸び気味か乾き気味であんまり旨い食べ方じゃないのかと思っていたのだがやっぱり店によって相当違うってのが理解できる。
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まず今までに見たことがないくらいに濃い色をしている。
出雲そばは、蕎麦の殻の部分まで挽き込んであるため、香りが高く、風味の良いそばが出来ます。石臼で製粉し代々受け継いだ手打ちの技術で、喉越しが良く、香り高いそばを打っています。古き良き伝統を守りながら、その中に新しいものをとり入れ、お客様に喜んでいただけるそば作りに努めています。」
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と公式サイトにあるので蕎麦の殻まで使っているのが特徴のようだがなるほどよくわかる。
自分はそば評論家じゃないから詳しくはわからないがこのソバが単なる歯ごたえとコシだけのものじゃなくてぶっかけるダシに負けないようにしっかりと味があることだけはよくわかった。
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がっつりと完食。
はじめっからついてくるそば湯も甘めのツユと相まってなかなか旨い。
特筆すべきはこの値段でかなり満腹になれることだった。
「そば」って普通1人前(700円程度)が小学生のオコチャマでも足らない量なのが当たり前で、ハナからおかわり前提で結局1人2000円近くの支払いになってしまうっていうのが卑怯っていうか特殊浴場の支払いみたいで嫌いなのだがここはそうじゃない。
普通の人ならば860円で間違いなく満腹になる。
これはこの味からして大いにリーズナブルと言えるのではないだろうか?
さすがは「献上そば」と名乗っているだけのことはある羽根屋本店なのであった(笑)