らをた広島

食べ歩きブログ

峰(呉市広末広)かけうどん

み1
呉うどんの峰
だけどどこにも看板も無いし店名が書いてない。
これじゃ暖簾に書いてある「んどう打手」って店かと思われても仕方ないのぅ~。
みね1みねー1
プレハブ然とした店構えが渋いこの店は実はとってもわかりにくい場所にある。
いやディープと言っても良いだろう。
工場地帯のど真ん中にしかも海を向いての立地なので集客条件って意味から言えば最悪だろう。
それでもひっきりなしの客はこの店の旨さをよく表していると思う。
みね2みねーー1
定食とかもいろいろあるがここはいわゆる呉うどんの店。
呉はもともと大日本帝国海軍工廠があった軍港でそのとき作業員達の昼飯を短時間で終わらせる為に細いうどんが考え出された。
その時の名残で今でも通常より細いうどんが呉うどんと呼ばれるようになったと言われている。
それと呉はイリコの産地である音戸が近いので甘めのイリコダシが呉うどんのもうひとつの特徴になっている。
み2
呉うどん峰のかけうどん420円。
呉うどんではかけうどんって言ってもこんな風に刻んだお揚げさんが入るのが普通なので自分のようなネイティブはもうかけうどんしか注文しない(笑)
み3
この刻んだきつねと細いうどんがこれまた一緒に絡めて食べるとうめーのなんの(笑)
それとこれはこの峰に限った事ではあるが自家製麺でいわゆる呉うどんの麺とは一線を画するコシを持っている。
ただ一般の呉うどんにはコシは皆無といって良いほどないからココのコシも讃岐うどんのようなごりごりしたものじゃなく仄かなモノ。
だけど同行者が食った冷やしうどんには呉の細うどんとは思えないコシがあったのには正直驚いた。
みね5みね4
それを個人的に外せないのがこのとろろ昆布。
コイツがもともと甘めのダシを更に甘く仕立ててくれるのが好みなんよね~。
イマドキ珍しい毒々しい発色の蒲鉾もご愛敬だ。
みね6
う~~~んやっぱり懐かしい呉うどん。
ココ呉うどんの峰は自家製麺という呉うどんの中ではやや異端になるとおもうが呉のうどんの基本はずっと変わらずこのスタイルを貫いて欲しいと思った。