中華そば ちから八丁堀店(広島市中区)新元味
中華そばちから八丁堀店。
あのうどんで有名なちからの2軒目となるラーメン専門店。
場所は八丁堀の一等地。
以前は通常店舗のちからがあったのかな?
当然の事ながら駐車場はないがちからにしては店舗がデカイ。
店内に入ってもその印象は変わらない。
だけど入店後いきなりメニューを決めるように言われて即支払いとなる前金制度はちからの特徴なんだろうか?
自分のようなちから初心者にはなんだか急かされているようでちょっと気になった。
カウンターのみの店内は少々変わったレイアウトだが座っていてもそんな違和感は感じなかった。
ただダレの趣味なのかビートルズばかりのBGMはちょっと黄昏れを醸し出してしまい時代遅れと言われても仕方ないだろう。
それとも敢えてそういう客層を意識しているのかもしれないが・・・
ちからの中華そば新元味630円。
ちからのサイトによると「博多「一風堂」とコラボし、吟味を重ねて創り上げたとんこつ醤油味の中華そばです。」とのこと。
その新元味って意味だが従来からちからのラインナップにある中華そばとか違って新開発しましたよってことなのだろう。
ちなみに注文時にニンニクをどうするか聞かれたので追加してもらっている。
一風堂とのコラボがよかったのかどうからようわからんかったがこのスープにあるのは凄まじいまでの「コク」だ。
正直うどん屋さんのラーメンってコトであんまり期待していなかったのだがこのコクには度肝を抜かれた。
ハッキリ言って相当なデキでこれ以下のラーメン屋を次々と列挙できるくらいだ。
外注なのか自家製なのかはわからないが細めで黄色い麺のコシもしっかりあってそこらへんにあるオマケのラーメン感は皆無。
いやむしろ本気感がひしひしと伝わってくる。
トッピングにはほうれん草や角切りしたタマネギが入っておりこれも相当にオリジナリティがある新鮮なモノ。
それに分厚いチャーシューが2枚も入っておりこういう部分の抜かりもない。
おそらくはニンニクの追加により濃厚一歩手前のコク満スープにすっかり魅せられてしまった自分に最後の方で気がついた。
このスープにやられない広島人はおそらく皆無なんじゃなかろうか。
それくらいこのスープには魔力と依存性があるように思った。
こちらが息子が頼んだ中華そばこく味630円。
ちからのサイトによると「新元味に背脂を加え、少しこってり目に仕上げた中華そばです。」ってことなのだがこちらもニンニク追加してあるが確かにコッテリだ。
でもイヤらしい脂感ではなく新元味のあっさりした部分を脂で補ったようなとでも言えばいいのかな?
これはこれで相当に「来る」仕上がりになっている。
個人的には新元味の方がより好みではあったがどちらも満足度は高いだろう。
ラインナップにはもう一つ「伝や味」ってのがあったが値段的に考えるともしかすると昔からちからで提供されている中華そばのことなのかもしれない。
それにしても「ちから」侮り難し。
いやこの味だと末恐ろしいというのが正直な感想だった。