らをた広島

食べ歩きブログ

竜胆(中区八丁堀)汁なし担々麺

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八丁堀の汁なし担々麺専門店の竜胆(りんどう)
だけどこれとてもじゃないが「りんどう」とは読めまへんで。
「りんどう」なら林道って普通書くだろ。
だからそのまま「りゅうたん」かと思っていた。
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これまでも汁なし担々麺の専門店はこの手の小難しい名前を漢字でかく店が過去にもあって「すずらん亭」はまだいいが「杜鵑草(ほととぎす)」なんて絶対読めないイジメのような店名に辟易したものだった。
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店内にはいると驚くほど狭くウナギの寝床風。
カウンターだけ9席の店内はシンプルでたったひとりの店主が回すにはこれくらいのほうがいいのだろう。
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店主はどことなく気難しそうでなんとなくとりつく島がない。
でも待っている間店を見渡すと大体のことが理解できる。
それに汁なし担担麺専門店御用達の入店即券売機がないので比較的ゆっくり品定めできるのも良い。
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ちょっと気になったのは辛さが選べるんだけどココの店の「辛さ」ってのはどうやら唐辛子ではなく山椒辛さのようで目から火が出る辛さを追求するヒトには向かないってコトだった。
逆に本場四川山椒の痺れるようなっていうか実際に痺れる辛さを欲しいヒトには好まれる方向性ってことになるかな。
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息子が注文した竜胆の担担麺(2辛)500円+温泉タマゴ100円+麺大盛り100円。
デフォルトでネギがかなり多く盛りつけてあるのが印象的だ。
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そしてこちらが通常の担担麺(2辛)500円。
汁なし担担麺にしてはけっこうスープがあってうまく食べないと麺だけなくなって餡がほとんど残ってしまうタイプとお見受けした。
まあ最初からご飯を用意して投入するムキもあろうが自分はそういうのはしないのでご飯入れない派として上手に食べるコツを会得しているのだった。
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この手の担担麺はひたすら混ぜるコトが大事なようで食べる前に右手が痙れんするくらいとにかく混ぜまくる!
麺はよくあるプラスティッキーなヤツ。
もう少しだけもちもち感が欲しいがまあこれはフツー。
唐辛子辛さが足りないときは卓上の一味と辣油(餃子用?)が用意されているようだが山椒はセルフで追加できないシステムになっている。
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タレを残さないようにできるだけ具と一緒に麺を頬張ればちょっと遅れて来た来た!!怒濤の山椒攻撃!!
口腔底から痺れが始まってだんだん舌まで侵蝕されるまえに食べきらないと味がわからなくなりそうだ。
温泉タマゴを入れてマイルドにしたにも関わらず本格四川山椒に撃沈寸前の息子を尻目に自分はけっこう余裕でむしろもう少し山椒の刺激が強くても大丈夫そう。
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それに単に辛さだけを追求して唐辛子ジャンキーを満足させたがる昨今の風潮へのアンチテーゼとしてストイックに四川山椒のありようを追求するというこの店のスタンスもなかなか面白い。
さすがのきさくも夜営業は空いているのにここは席数が少ないとは言え夜でも大盛況だ。
これはもう少し山椒を追加したのを食べてみんといかんのぅ~。