らをた広島

食べ歩きブログ

丸万焼鳥 本店(宮崎市)骨付きもも焼き

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宮崎駅の近くの繁華街裏通りにある丸万焼鳥 本店
実はホテルからグーグルマップを頼りにここまで来たのだが初心者にはわけがわからん狭い道。
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ここのすぐ近くの風俗店の呼び込みの目を気にしながら歩いていたら見逃して迷ってやっと見つけることが出来た。
実はホテルから予約しようと電話したら「今からすぐ来るのなら入れてあげる」と言われて急いでやってきたのだった。
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実際18時前だってのに店内は8割方埋まっていて我々はカウンターの端っこに通された。
奥の方にはテーブルもあって二階にも客室がありそうなけっこう大きな店内のど真ん中はこの鶏を焼くスペース。
大きな炎を上げてとにかくひたすらに鶏を焼きまくっておられる。
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カウンターに座っていても何も聞かれないので思いきってカウンター内のおっさんに「生ビール2つください」というとデカイ声で復唱され瞬時に生ビールと箸ががでてきた。
どうやらこの店は客から積極的に声をださないと放っておかれるようだ(笑)
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突き出しが忘れた頃にでてきたがここでの狙いはズバリメニュー筆頭もも焼き。
これがどうやら宮崎地鶏の最もメジャーなメニューのようだ。
どの客もこれを注文している。
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鶏のもも焼き(ばらし)1100円。
もも焼きを注文したときに「骨付きですか?ばらしですか?」と聞かれた瞬間、ただでさえ九州の方言はなにを言ってるのか聞き取りにくいのでアタマが真っ白になった。
だけどなんとなく意味を把握して両方を注文した、こっちがばらし。
要は食べやすく骨からはずしてくれている。
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そしてこちらが骨付き1100円。
明らかに骨付きの方が量が多い。
だから初心者以外は骨付きが正解なんかもしれないがこの骨付き、食べるのは難儀する。
そもそも地鶏ってのはいわゆる「硬い肉」だ。
日本人の柔らか肉信仰から言えば「下級な肉」ってことになるのだろうがそもそも肉の「硬い柔らかい」と「美味い不味い」は関係ない。
たまたま美味い肉に軟らかい肉が多いから硬い肉が不味い肉って思い込んでるだけなのだ。
或いは歯が悪く硬い物がしっかり食べられないからかもしれない。
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ご多分に漏れずこの宮崎地鶏も硬い。
それによく見ると焼き方はヘヴィーレアでありあちこちに赤い身が確認できる。
でも食べてみると旨みに溢れておりしっかり噛み締めるとそのスゴサを実感できる。
この段階で先ほど書いたような地鶏に対する誤解があるか歯が悪いか弱いと地鶏を楽しむコトなんて永久にできないだろう。
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とりタタキ600円。
硬いからか薄く切られ少しだけ炙られた肉のタタキは当然ながらレアでありこれのほうがより生に近い肉の味を楽しめる。
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砂づり焼き450円と手羽焼き650円。
これらも歯ごたえがあって素材としての鶏の質が良いのがよくわかる。
店内を見渡せば自分らのように居酒屋的に使うのではなく鶏のもも焼きと鶏のダシの汁物とご飯とで晩飯代わりに食べているヒトもいる。
なるほど、ちょうど仙台の牛タン定食みたいなもんなのかもしれない。
だとしたら本当に美味い鶏肉を日常的に食べられるわけだからコレって恵まれてるんだろうな~。
羨ましいッス(笑)