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ナンカン ローディアック(バイク用スポーツツーリングタイヤ)インプレ ワインディング編

ローディアック1
今年の春先、北海道ツーリングから帰ってきて前後をナンカンローディアックに交換してからかれこれ5ヶ月が経過した。
真夏に九州2泊ツーリングにも出かけ走行距離も順調に伸びておりだいたい5000km走破した。
自分の乗り方の特徴はやはりコーナー重視というかワインディングロードがメインだ。
これがどう影響したのかを検証するこれで台湾製バイク用タイヤ、ナンカン・ローディアック(NANKANG ROADIAC WF-1 L HA スポーツツーリングタイヤ)素人インプレの第7弾。
ローディアック2
まずは一番よく聞かれるのだがタイヤグリップについて。
これはもう全く問題ないっていうかじゅうぶんすぎるグリップがあると答えるようにしている。
もちろん自分のバイク(カワサキ1400GTR)の場合に限っての話だがフルバンクに対してまったく躊躇も不安も感じない。
ローディアック3
というより以前履いていたBSのBT-023の時よりステップをよく擦るようになってしまったってことは自分の中ではBT-023よりもハイグリップに感じているのだろう。
BT-023だとリアタイヤが滑り出すくらいのトルクをかけてもナンカンローディアックだとウィリーしていまうくらいのグリップに差ががある。
更にハンドリングも明らかに軽く切り返しとかは軽快すぎて余計に倒しこんでしまうくらいだ。
コーナリンググリップの限界を超えるようなトルクを立ち上がりにリアタイヤにかけてみても1400GTRの場合ズルっと滑ってからやや遅れてトラコンが介入するのだがメーターにトラコン作動のインジケータの点滅がなければ気づかないくらい自然にドリフトしてくれる。
ローディアック4
だからといって直進安定性が低下したかというと全然そんなことはなくトータルとして非常に優れたグリップ力を持っていると言わざるを得ない。
またウェット路面も何度も遭遇したが加速時のリアタイヤグリップにやや問題があったBT-023に対してナンカン・ローディアックはまるで不安を感じさせず台湾製タイヤを履いていることを意識する場面は皆無と言っていいだろう。
ローディアック5
ツーリングタイヤを謳うナンカンローディアックではあるがどちらかというと耐久性よりグリップのほうが重視されているように感じる。
次にそういうワインディングロードメインのツーリングが何度も続いたナンカンローディアックの表面はかなり特徴あるものになっている。
リアタイヤはほぼ全部が綺麗に摩耗しておりこれでおそらく3分山ってとこだろう。
だがこのタイヤのライフをやや慮ってパワーをそれほどかけずに乗っているのも事実だ。
この先いずれにしろ交換時期がくるだろうからもう少し1400GTRのパワーをリアタイヤにかけてやろうかとも思っている。
ローディアック6
BSのBT-023でもフルパワーをかけて走行直後のリアタイヤは強烈に荒れてしまっていたからこのタイヤがどうなるか楽しみではある。
その半面フロントタイヤは面白いことになっていた。
センター部分がほとんど丸残りしているのに対してサイド部部の摩耗が著しく進んでおりほとんどスリック化しているくらいだ。
ローディアック7
今までのタイヤではこういうことは全くなかったからこのタイヤのグリップ力を利して自分のライディングが変化していることになる。
おそらくは以前のようにエンジンパワーに頼った立ち上がり重視スタイルから加減速を減らしコーナリング速度を上げて走るといったタイヤのグリップに頼った走り方になっているのはなんとなく感じてはいた。
それがこんなふうにフロントタイヤをすり減らしているなんて全然わからなかった。
このままだと今までのようにリアタイヤ2回交換に対してフロント1回交換というサイクルが常に両輪交換というサイクルになるのかもしれない。
ローディアック8
タイヤってバイクに多大なる影響を与えているのはわかっていたがこんなふうにライディングスタイルまで変えてしまうとは思わなかった。
今のようなに乗り方だとおそらくあと1000~2000kmしかライフはないだろうからナンカンローディアックを大型バイクに装着しこういう走り方した場合はだいたい7000km前後で全後輪を交換しないといけないのかもしれない。
だからこのタイヤを装着するのは「グリップはそんなに必要ないがロングライフタイヤが欲しい」といったユーザではなく「ライフよりもグリップ重視のワインディング好き」なユーザーなのかもしれない。
ローディアック9
変な言い方だが安いハイグリップタイヤが欲しい人には格好のターゲットになるだろう。
しかしこのタイヤ、個人的にはその前後で2万円以下という値段を含めて今のところすこぶる気に入っている(笑)