らをた広島

食べ歩きブログ

一力観音(西区観音新町)中華そば

いち1
コカ・コーラスタジアム前にある一力観音
テントには「うどん、そば、中華そば、おはぎ」と書いてあってどれが本業なのかわからない。
いちり1
駐車場はないようだ。
こうして外から覗いていると店の中からお婆さんがおいでおいでをしている。
その魔術に吸い寄せられるように店内に入った。
いちり2いちり4
カウンターだけの狭い店内。
そのカウンターの向こうには矍鑠とされたお婆さん。
おひとりですべてを切り盛りされているようだ。
いちり3
中華そばを注文した。
自分が入店した直後からどんどん他のお客がなだれ込んできてあっという間に満杯に鳴った。
どの客も常連のようでお婆さんと世間話をしている。
それにどの客も「定食」なるものを注文しているのだがメニューにそんなものは書いていない。
さすがとなりのカウンターをに覗きこむわけにもいかず定食が何なのか確認できなかった。
いち2
一力観音の中華そば550円。
うどん・そばメインのお店だから中華そばは適当に・・・って思っていたのだがこれがとにかくこれまで未体験のスープ。
いちり6いちり5
もしかしたら尾道ラーメンのような強い醤油味にしたいのかもしれないが結果的に尾道ラーメンとはぜんぜん違うオリジナルなラーメンになっていると思う。
間違いなくうどんやそばに使用する和風ダシがベースになっているのだがこれに鶏スープで割ってるのはよくあるのだが最後にいれてある醤油ダレがかなり個性的。
いち3
麺はよくあるストレートタイプ。
この麺が平凡だけにそれに絡むスープの個性派度合いが余計に引き立ってしまっている。
いち4
厚切りのが3枚も入っているのが嬉しいチャーシュー。
脂身が多くこってりしたばら肉だがこれの煮汁も入っているのだろう。
いちり7いちり8
トッピングはもやしにゆで卵を半分に切ったものと青ネギ。
これもいわゆる広島ラーメンを目指したのか尾道ラーメンを追いかけたのかその中間のようだ。
いちり9
もしかしたらここのお婆さんが流派に囚われず勝手に旨いと思って作り上げたラーメンなのかもしれないがそれはそれでちゃんと成立してしまっているのが面白い。
自分は違ったが一番客には100円引きのサービルもあるようだし昼時間の混雑ぶりをみているとこの地域に愛されている一力観音だと思った。