らをた広島

食べ歩きブログ

田中鮮魚店(高知県高岡郡中土佐町)メジカ

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岡村島の始発フェリーに乗って来島大橋をくぐって向かうは今治市
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石鎚山酷道を超えて噂の仁淀ブルーを堪能する。
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ついたよ田中鮮魚店
鮮魚店って魚屋かい!ってツッコミ入りそうだが魚屋なのである。
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土佐町久礼という街の大正町市場にある魚屋なのだがこれがど田舎なのに凄いヒトヒトヒト。
そのあり得ない人気にびっくりした。
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この商店街の近くに専用駐車場まで用意されておりもはや立派な観光名所のようだ。
こんな鄙びた漁師町に驚きの人波が押し寄せている。
その人々の目的は勿論鮮魚。
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その鮮魚の売り場が一番大きいのが商店街の一番手前にどどーんと店を構える田中鮮魚店というわけだ。
もっと言うとほとんどのヒトの目当てはこの田中鮮魚店で他の店はおまけなんじゃなかろうか?
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それで今回我々の目当ての魚はコレ。
メジカの新子。
「メジカ(新子)のサシミ 漁師町・中土佐の夏の風物詩
ソウダガツオのことを「メジカ」と呼び、特に生後一年未満の幼魚のこと「新子」と呼びます。足が早いメジカ(新子)を刺身で食す文化があるのは、全国的にみても須崎市中土佐町ぐらいです。通は、新鮮なメジカ(新子)を二通りの味わい方でいただきます。はじめは、酢みかん(ブシュカン:土佐独自の柑橘類)の皮をすり、醤油をつけて素材本来の味と香りを楽しむ。もちもちの食感の中にも、しっかりとした歯ごたえ。次に、ブシュカンを絞り、酢でしめていただく。これがまた格別で、うまいの一言につきる、美味しさです。食べる時期が、8月から9月までの2ヶ月間ほどと短く、この時期にメジカ(新子)の刺身を食べるのが、夏の風物詩になっています。」
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このたった2ヶ月少々しか食べられないメジカを食べにやって来たのだった。
この刺し身がだいたい一匹200円程度で売っている。
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それをこの魚屋正面にある食堂かまたは道端のオープンテラス・・・のような場所で豪快に食べるというんのがここのスタイルのようだ。
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かなりのお客がこの田中鮮魚店に群がっているのだがこれがどういうシステムで注文するのかさっぱりわからない。
とりあえず適当に並んでいたのだがどうやらお店のおばちゃんに欲しい魚を注文して番号札をもらう。
それから今度は食事をする順番のノートに自分らの名前を書いて待機していると開いたテーブルに案内されてその番号札に応じた魚がでてくるということのようだ。
我々は15分くらいまたされて露天のテーブルに案内された。
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当然ながらお茶はセルフ。
テーブルの上には醤油とたたきのタレが置いてある。
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すると来たよ!メジカの新子(4人前8尾)200X8=1600円。
これが噂のメジカの新子ですかいの!
青魚特有のクタッとした食感ではなくけっこうな歯ごたえがあるし旬の魚だけあって脂のノリが凄まじい。
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驚いたのはこのブシュカンとの絶妙なマッチング。
そもそも刺し身なのにワサビがないと思っていたら醤油にこのブシュカンをかなりいれてポン酢醤油にしてタレにするらしい。
確かにこのメジカ、カツオだけあって青魚特有のクセがかなりある。
まあもっと言うとちょっと生臭いのだがこれを見事にこのブシュカンが拭い去ってくれる。
このブシュカンポン酢があってこそのメジカの刺し身!!だと断言しても言い過ぎではない。
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このおかわり自由のご飯と味噌汁セットで250円になるのだかもう立派な一人頭650円の刺身定食と言える。
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この日同行したメンバーが店先で購入したサバの南蛮漬け。
これもかなりボリュームあってガツンとくる。
今回はメジカ目当てだったのでスルーしたが地元高知市からきた人々の多くはメジカもだけどやっぱりカツオのたたきをたくさん注文していたからそっちも有名なのかもしれない。
メジカの新子かなりいいけど個人的にはやっぱりビリビリサバの方が魅力的だと思った。