
山口市内を通る国道9号線のバイパスから少し入った住宅街にあるお菓子のジェネレ。
距離的には少しなのだがその住宅地の中に隠れるようにこの店は建っている。


歴史の街、山口に本当に古くからあるような一角で当然道も狭いのだが突然前が開けてこんなドデかい旧家のような佇まいにバイクを駐める。


いやはや看板がなかったらここが洋菓子店だなんて絶対にわからないだろう。
手前が工房のようで奥で販売の建物になっているようだが更に奥には渋い茶室のようになっていて1メートル以上は深さがありそうな池まであってこりゃもともとどういう場所なのだろう??


店内にはいると和風をベースにされてはいてもケーキが並んでいてようやく洋菓子店だと理解できる。
イートインも可能でケーキセットなどがメニューにあるがここはかき氷が有名らしい。
しかも600円もする高級かき氷らしく、イチゴ・マンゴー・抹茶の3種類があるようだ。


もちろん屋内でも食べられるが今の季節はオープンテラスが気持ちよさそうなのでこちらに出てきた。
しかしオープンテラスっていうよりも日本庭園の趣がある手入れの行き届いた景色は盆栽などに学のない自分には真価など理解できようか。
ただただカネかかってますなぁ~と下衆な感想しか出てこないのが悲しい。


同行したよっしーが注文したマンゴーかき氷600円。
バニラソースがオマケでついてくるのだがこれを一口貰ったがなんちゅう濃厚さやねん!!
モロ100パーセントマンゴーが贅沢に注いである。

そしてこちらが抹茶かき氷600円。
練乳ではなくこれにもマンゴー同様なバニラソースがついてくる。

まず驚いたのがその主役たる氷。
どういう機械でやったらこんなことになるのかわからんがまるでパウダースノーのようなかき氷は口どけが素晴らしい。
次にこの上品な苦味のシロウトにも上質だとわかる濃厚な抹茶がかけてありその上にこれまた甘さ控えめなどっしりつぶあんとバニラソースとのマッチングには思わず唸ってしまうほどだ。


値段もあり得ないがこのかき氷のポテンシャルもあり得ないわ。


かき氷の旨さにびっくりしてよっしーは更にケーキセットを、自分はシュークリームのテイクアウトをすることにした。


このシュークリームを店から出るギリギリまで冷蔵庫で冷やして置いてくれたのを初め、ご主人と奥様のふたりで切り盛りされておられるのだろうが非常に心地よい接客もこの店の大きな魅力なんじゃなかろうか?

そしてこれがシュークリーム160円。
こちらはどちらかと言うとリーズナブルな価格設定ながらシューに対してクリームの割合が圧倒的ともいうべきで小さいながら食べごたえも凄まじい。
自分らがかき氷を食べている間にこの店の近所の子供や主婦がこのシュークリームを買いにきているのを度々見たのだがその理由もなるほどそういうことなのかと理解した次第である。
しかしこれで山口市へ行く楽しみが確実の一つ増えたのは間違いない(笑)