らをた広島

食べ歩きブログ

龍馬と銅像だらけの高知市

こうち01
高知市に宿泊した翌朝、暑くなる前の時間に高知市内をぶらぶらしてみた。
まずは高知駅前のどえらい目立つ場所にある3つの志士像。
左から武市半平太先生、坂本龍馬先生、中岡慎太郎先生となっているのだが噂によるとこれはどうやら銅像ではなく発泡スチロール製らしい。
こうち05
かなり近くまで寄って確認したが信じられない質感でよくできていると感心した。
しかし高知に来てから高知の「龍馬押し」は凄まじいものがる。
街をちょっと歩いただけでも高知龍馬空港から始まって龍​馬​郵​便​局(​日​本​で​唯​一​人​の​名​前​が​つ​い​た​郵​便​局​)、龍​馬​エ​ク​ス​プ​レ​ス(​高​知​⇔​岡​山​間​の​高​速​バ​ス​)、イ​ン​フ​ォ​龍​馬(​イ​ン​タ​ー​ネ​ッ​ト​接​続​サ​ー​ビ​ス​)、学​校​法​人​龍​馬​学​園、龍​馬​看​護​ふ​く​し​専​門​学​校、高​知​龍​馬​マ​ラ​ソ​ン(​キ​ャ​ッ​チ​コ​ピ​ー​は​「​わ​ざ​わ​ざ​高​知​で​走​ろ​う​!​」​)、高​知​龍​馬​ホ​テ​ル、海​鮮​居​酒​屋​ ​龍​馬​屋、代​行​龍​馬​(​高​知​市​の​運​転​代​行​会​社​​)、​龍​馬​観​光​有​限​会​社​(​ビ​ジ​ネ​ス​ホ​テ​ル​業​な​ど​​)あげればキリがない。
こうち02
そういう広島市カープタクシーにカープソース、カープ電車とカープ押しじゃないかと言われれば答えに窮するのではあるがこういう個人の人名でぐいぐい押しまくるってのはちょっと凄い。
まあお互いこういう全国的に名前が通った地元の目玉を全面に押し出してしまうのは地方都市のあり方として仕方がないのだろう。
こうち03
高知駅の真ん前にもこんな「ようこそ!!龍馬のふるさとへ」とあるくらいだから観光客は最初から坂本龍馬について強烈に意識させられることになる。
こうち06
この駅前の3志士像のセンターもやっぱり坂本龍馬になってるのを見てもやはり高知のスーパスターはこの龍馬先生で決まりなのだろう。
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高知駅から路面電車に乗って上町1丁目まで行けば坂本龍馬の生誕地にたどり着けるようなので行ってみることにした。
この電車は港の方向へ行くようで上町にはいかないようなのでパス。
こうち08
すると今度は我が目を疑うような痛車ならぬ痛電車がホームに入ってきた。
この電車を写真撮影しているとどうやらその道のヲタクがうろうろしている、
こんなアホみたいな電車担当になってしまった運転手は可哀想にのぅ~とほくそ笑んでいたらその運転手に
「どこまでいくの?」と聞かれたので
「上町1丁目まで」と答えると
はりまや橋で乗り換えたらこれでいけるから乗って!」と言われた。
まさかこのおっさんの自分がこの凄まじいまでの痛電車に乗る羽目になるなんて・・・
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はりまや橋で乗り換え拳を貰って下車してついでにはりまや橋を見学。
ここは学生時代にきたことがあるがさすが札幌時計台、長崎オランダ坂と並ぶ日本3大がっかり名所のひとつと言われるだけのショボさ。
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再び電車に乗って坂本龍馬生誕の地へ。
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ビルとビルの間に銅像ではなく石碑がたっているだけなのだがその石碑の「坂本龍馬先生誕生地」と書いてある文字の主が内閣総理大臣吉田茂だったことのほうが自分としては衝撃が大きかった。

そこから歩いて高知城へ。
高知城って言ってもその周囲を高知公園として開放してありこれだと格好の散歩コースになるだろう。
こうち16
自分はこういう城にはあまり詳しくないが高知城は本丸の建物が完全に残る唯一の城として知られ明治6年1873年)に発布された廃城令や第二次大戦による空襲を逃れ天守・御殿・追手門など15棟の建造物が現存し国の重要文化財に指定されている。
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それほど大きな城ではないがどちらかといえば観光目的に見た目だけの城(エレベーターで昇降するものまである)が多い中、本来の要塞としての外観を強く残している高知城はマニアにはたまらんのだろうな~
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それと同時に高知城もまた銅像の宝庫でもある。
高知名物は龍馬押しだけではなく銅像押しもある。
こうち15
こうち18
あっちこっちにどかどかで立派でどでかい銅像がある。
よく考えたら地元広島なんて銅像って言ったら安芸高田毛利元就と呉の平清盛くらいだろうか?
こうち17
朝の早い時間だから天守閣とかは入れないが誰もいないしゆっくり高知城を楽しむことが可能だ。
金沢の兼六園もそうだったが朝早い時間はお得なことが多いように感じる。
こうち19
龍馬押し、銅像好き高知の最終決戦兵器はなんといってもこの有名な桂浜の坂本龍馬像だろう。
自分はもう何度も何度もここに来たが一緒に来た息子は初めてだそうだ。
いつも思うがとにかくでかくて顔がよう見えんがぢゃ!!
こうち20
龍馬ゆかりの場所にこの銅像が建っているのならよくわかるが龍馬とどういう関係があるのかよくわからない風光明媚な観光名所桂浜にあるあたりに高知市のしたたかさを読み取ることができる。
こうち21
もし桂浜にこの龍馬像がなかったらこんなにヒトが押し寄せてきただろうか?といつものアイスクリンを食べながらしかもお土産に龍馬像の写真がでかでかと載ってる塩けんぴを購入しながら闘犬センターの前でぼんやりとそんなことを考えた。
今度高知に来る時は今回計画に無理があって時間的に行けなかった中岡慎太郎記念館や岩崎弥太郎像・生家に是非行ってみたいと思うがやっぱりどうあがいても「坂本龍馬銅像系」からは逃れられられそうにない(笑)