二井観光ぶどう園(山陽小野田市大字有帆大休)まるごとぶどうソフト
宇部市から山陽小野田市方面に向かって行く時の山中にある二井観光ぶどう園。
ここで個性的なソフトクリームが食べられると聞いてやってきた。
どうやらぶどうの収穫時だけの超限定ソフトクリームだという。
すなわち7月中旬から10月中旬までのたったの3ヶ月だけしか食べられないのだ。
しかもこんな山の中の僻地だし面白そうだたらわざわざやってきたのだった。
このレストハウスの中に入るとブドウの甘い香りが一杯で夥しい量の巨峰を宅配便で出荷中だ。
その横にあるソフトクリームのスペース。
「レギュラーサイズで約3個分の当園の摘みたてぶどうまるごとソフトクリームにまぜました。
だから当店でしか味わえない本物のぶどうソフトクリームが生まれました。
ご注意 素材まるごと使用につきぶどうソフトクリームには皮がございます。」
レストハウスにはこんな「ソフトクリームを食べるためのテーブル」があってちゃんとティッシュまで用意されている。
実はこういう細やかな気遣いはとっても嬉しい。
クルマの中でソフトクリーム食べて悲惨な思いを何度もしたことがあるからだ(笑)
造る過程もとっても楽しい二井観光ぶどう園オリジナルまるごとぶどうソフト・レギュラー400円。
ちょっとわかりにくいがこれけっこうな量がある。
スプーンがついてくるのでこれで食べることになる。
巨峰が一粒奢られているのが目立つがやっぱり皮ごと練りこまれたソフトクリームはいわゆる通常のソフトクリームと違ってクラッシュアイスが入ったジェラートのような食感と濃厚ぶどうに圧倒される。
今までグレープ味のソフトクリームって食べたことがあるが清涼飲料水のような甘ったるい味で辟易したものだがこの皮ごとのまるごとソフトクリームはその皮の渋さも表現されているのでオコチャマには向かない大人の味だ。
まさにこの皮ごとがこのソフトクリームにミソではあるがその人工甘味料とは違った自然な甘みは幾らでも食べられそうな気にさせてくれる。
どんどん食べ進めていくと底の方にはバニラのソフトクリームが顔を出してくる。
通常のソフトクリームマシンに皮ごとペースト状にしたブドウを直前に混ぜるので最初はバニラのままになってしまうのだろう。
最後のお楽しみは大きめのワッフルコーンで底部はバニラソフトクリームで少々軟化しているがそれはそれでなかなか旨い。
食べ終わるとけっこう満腹感があるのだが不思議と全然喉が渇いた感じがしないのもこのぶどうソフトクリームの特徴でもあるだろう。
山陽小野田市と少々遠いが7月中旬から10月中旬までのぶどうが旬な時ならここに寄らない手はないと実感した。