ここは静岡県藤枝市、しかも時間は午前6時半！！
なんでこんな朝っぱら早くからごそごそしているのかというと藤枝市の朝ラーを体験するためだ。
「焼津市の漁業関係や藤枝市、旧島田市の茶業関係で朝から仕事をする人が非常に多く、客の要望に応える形で早朝営業を開始したのが起源と言われている。現在、3市地域において伝統的食文化として定着している。」Wikiより引用
○元（まるげん）。
開店時間の6時半ジャストにやってきたのに店内には客が溢れてしかもこんな行列まで！！
いったい何時から開けてるねん？？
店内は狭くカウンターだけ、大将おひとりでこれだけの客をさばくのだからまさに獅子奮迅の働きをされている。
どうやらここはとんこつラーメンのお店のようでメニューは○元ラーメンととんこつラーメンの２つだけ。
どこがどう違うのかわからんので店名を冠した○元ラーメンをお願いした。
他の客の注文も○元・とんこつが半々のような感じだ。
それほど待たないででてきたこれが○元ラーメン600円。
どうやらこの表面に散らしてあるガーリックの有り無しが「とんこつラーメン」との違いなのかな？
それにしてもとんこつ特有の臭みは皆無、なんとも嬉しい仕上がりのラーメンだ。
麺は博多系のような極細でも熊本系のようなストレートでもなく中太縮れ麺。
トンコツに縮れ麺をあわせるのはちょっと珍しいが比較的あっさりしたスープにはこの方が良いのだろう。
メンマはあまり前例がないほどの旨味に満ちており丁寧な仕事ぶりが伺える。
チャーシューはもう完璧なホロホロに煮こんであり噛まずに飲み込めるこらいの柔らかさ。
総じて店舗のワイルド感とは裏腹に非常に上質で上品な仕上がりに唸ってしまうほどだ。
まわりの客がみんなやっていたので自分も釣られて入れてしまったよ！卓上のニラ唐辛子。
最初は少しだけ入れてみたが大丈夫そうなのでどんどん追加・・・
そんなに辛さは強くないから多く入れても大丈夫なのがニラ好きとしては嬉しい（笑）
だけどその分、上品さは失われないで辛味を追加でき最後までまったく食べ飽きることがない。
他のほとんどの客は「替え玉・チャーシュー」とか独特の言い方で追加を注文していたが一見の自分にはどういうシステムなのかよくわからなかった。
それとどの客も食べ終わると丼の横にお金を置いて席を立つというセルフ支払いシステムのようだがこれにも一見客の自分は面食らった。
朝からとんこつラーメンって普通はかなりキツいものがあるイメージがあるがこれだけのデキだと時間帯は関係ない。
ちなみにこの店は平日は朝6時半から9時までの朝専営業店なのだが土日祭日はナント午前3:30から午前5:30頃までという更なるトリッキーな時間に営業する稀有な店でもある。
ラーメンの世界は実に奥深いのぅ～。
