西区のアルパークの横にある四川麻辣商人。
かつてはここと大芝にもあった四川麻辣商人。
どっちの店舗が先で本店だったのか大芝店が無くなったから知る由もないがどちらにしても汁なし担担麺専門店としては老舗であることは間違いない。
個人的には四川麻辣商人大芝店の方によく通っていたがそちらはいつしか「四川」がなくなり麻辣商人という別の店舗になり閉店→流川で復活→閉店→東京で別の名前の店舗で復活→閉店とまあまさに紆余曲折だ。
こちらの四川麻辣商人に来たのはもう10年ぶりくらいかもしれない。
山椒と唐辛子の調節を客自身に任せたのはここが初めてだったんじゃないかな。
その割に卓上調味料はそれほど多くなく充実しているとは言いがたい。
だけど好みの辛さを見つけてしまえばあれこれ指定しなくても黙ってオリジナルな味付けを心ゆくまで楽しむことができるという意味では画期的だった。
話が前後するがこの店は食券制で尚且つこの自動券売機が店の入口扉の横である外部に据え付けてある。
場所の問題もあるのだろうがここまでのはちょっと経験がない。
温かい・冷たい汁なし担担麺に味噌ラーメンがあるようだ。
温かい汁なし担担麺（並）650円。
久しぶりのご対面はなんだか汁なし担担麺自体が懐かしい・・・
「汁なし」といっても実際には底にはしっかりスープがあって決してホントに汁がないわけじゃない。
底に旨味が全部沈んでいるというかその上に麺が乗っかっている状態で提供されるのでとになく混ぜなきゃ話にならない。
麺はよくラーメンに使われている一般的なストレートタイプで固めに茹でてありしっかりとした歯ごたえが心地よい。
とにかく徹底的に混ぜて食べると山椒とラー油が程よく効いてこれはやっぱり汁なし担担麺だと思わせる味ではあるわな。
だけどここのデフォルトは万人向けでかなりお優しいのに設定されていて自分のようなそんな激辛マニアではない者でもやや物足りない印象を受けてしまう。
だから自家製ラー油と花山椒をかなり多めに追加！！
ラー油と山椒スプーン4杯くらい投下して更に混ぜ混ぜして自分にとってはちょうどよいくらいなってくるかな。
この自分で調整するのが面白と思うか面倒だと思うかによってここの評価は分かれてしまいそうだ。
それに激辛マニアだったらいくらラー油と山椒を追加しても足らないだろうからおそらく敬遠されてしまうんじゃないかな。
古くから汁なし担担麺専門店でやってこられたその気概は凄いと思うし尊敬に値するがメニューにもうひとひねりあったら良いのに、と贅沢な要求を考えてしまった四川麻辣商人だった。
