
コイン通りから一本裏通りになる生活道路にある お好み焼きこのみ。
ここは地元では昔ながらの広島風お好み焼きの店として認知されている。


具体的に言うと昭和40年台のお好み焼きなんだそうでそれって自分が生まれた頃のお好み焼きってことになるのよね。
看板にも「広島名物、豚玉そば(にくたまそば)お好み焼きこのみ」と書いてあるのでここのメインメニューはやっぱりスタンダードなそば肉玉と考えて良いだろう。


他にもいろいろメニューがあって「自家製ハンバーグ入り」「コロチー入り」なるものや「激辛お好み焼き」などユニークなメニューがあるのだが自分はいつも「そば肉玉」しか注文したことがないのであった。


スタッフは女性二人で年配の方がいつも焼いている。
店の中央には大きな鉄板があってそこに6席程度、あとは4人がけと2人がけテーブルがあって奥には街のお好み焼き屋さんらしく漫画本がどっさり本棚に用意されている。
いつもそうだがここは店内にいる客と焼いているお好み焼きの数が合わない。


自分がここに来る大きな理由にこの紅しょうが入れ放題サービスがある。
個人的に紅しょうがは大好きなのだが広島風お好み焼きは基本的に紅しょうがを入れないので欲しい場合は予めそう告げる必要がある。
それにお好み焼きで必須とも言えるティッシュがちゃんと用意されているのもポイント高しなのは言うまでもない。

5分位で来たよ!お好み焼きこのみのそば肉玉600円。
鉄板にコテで食べるのが苦手な自分はいつも皿でお願いしている。

おもむろに紅しょうがの容器をフタをあけて遠慮なくドサドサと紅しょうが投下開始!!
ちなみにソースがオタフク。

するとあっという間に毒々しい赤が散らばってこんなことに・・・。
いやいやこれでええのよ。
その代わりって言うのかわからないがここにはマヨネーズが置いてない。

決してパリっとさせてはおらずどっちかというとしっとりした焼き方になっている。
良くも悪しくも家庭の味にかなり近いと言うのがここの特徴なのだろう。

この店には駐車場がないからか店に来る客より配達の方が多いんじゃないかと思うくらいにしょっちゅう電話がなって原付きバイクで配達に出てる。
時折配達専門スタッフを見かけることもあるんだから配達がメインなのかもしれない。
自信を持ってここには観光客なんぞ一人も来ない完全地元御用達店であることは断言できる(笑)
この紅しょうがかけ放題サービスに見事に釣られて時々やってきてしまうのだった。
今度は勇気を出してもう少し他のメニューも開拓してみんとね!