タカちゃん（廿日市市上の浜）中華そば

今から20年くらい前になるだろうか、釣りにハマってしまって毎夜毎夜仕事後に夜釣りにでかけていた時期がある。
その当時クルマでこの上の浜あたりにやってきてはメバルやカサゴ、アナゴをよく釣ったもんだ。

中華そば焼肉 タカちゃん。

その頃ここにはバス食堂だったように記憶しているがさすがに入店に勇気が必要だったので入ったことがない。 
だけどいつしか立派な店舗になったから通るたびに気にはなるのだがそもそもここが目的地じゃないので長く宿題店だったのだが今回はたまたま時間がとれたので敢えてやってきたのだった。

店内は新しいのかキレイでがらんと広い。
カウンターはなく焼肉用コンロ付きと普通のテーブルがあって雰囲気は焼肉屋のそれだ。
大将と奥様らしき女性の二人体制のようでこの日は客は自分だけだった。

メニュー筆頭は焼肉なのだが当然のように中華そばを注文。
奥様が接客をされて大将が調理に取り掛かかられるのだった。

5分くらいまってから来たよ！タカちゃんの中華そば650円。
これはこれはなんともよい薫りが漂ってくる。
どうみても典型的な広島らーめんのルックスだ。

麺は中太のストレート麺で別段カタメン指定していないのにバッチリコシがあってナイスな歯ごたえにニンマリしてしまう。
これは只者ではないのぅ〜。
スープは乳化を感じるくらいの濃厚さと甘さで上質なとんこつスープであるのは間違いない。

それに対して残念なのはチャーシューで焼肉もやってるからチャーシューに期待しすぎたわけじゃないが小さく薄く硬くパサパサで食感がモサモサしている。

それ以外はほぼ完璧のデキで思わず唸ってしまうほど。
特にスープの醤油に頼らずとんこつ本来の旨味の抽出ってことに関しては抜きん出ているように思った。
これはとんでもない大穴店を見つけてしまったようだ。
営業時間や定休日がはっきりしないのだができたら休日の昼営業をやっていただけたらもっと敷居は下がるだろうにちょっともったいないような気がした。