めん屋いわて(中区西平塚町)本格冷麺
ちょっと前によっしーからその存在を教えてもらっていためん屋いわて。
以前は観音にある コカ・コーラウェスト広島総合グランドの近くにあった有名店だった。
その理由は広島では珍しいというか唯一というか本格的な盛岡冷麺が食べれるお店だったからだ。
自分も何度がお邪魔していたのだがいつの間にかその場所から無くなっていたのだが同じ大将が店を復活させているのか確かめにやってきた。
ちなみに自分は以前の 本場岩手県盛岡市で冷麺を食べているのだが酔っ払っていて記憶に無いという醜態を晒したことがある(笑)
場所はまあなんというか夜の街といった界隈で「花山椒」「極屋」の並びと言えば分かる人は多いはずでここは一大夜の麺屋街に成長しているようだ。
店内は入口狭く奥に長いウナギの寝床状でカウンターのみなのだがここは以前は喫茶店かカレーショップだったのかと思わせる内装だ。
以前の店舗でお見受けした大将と年配の男性二人のちょっと濃いメンツに迎えられた。
メニューは冷麺だけではなく醬油、とんこつ醬油ラーメン、旨辛キムチ味ラーメン、汁なし辛麺、稲庭風うどんと温かい麺類も豊富なのはいいが何がメインでここは何屋なのか少なくとも初めての客にはわかりにくかろう。
この日は終始大将が年配スタッフをあれこれ教育しているみたいだった。
麺を茹でるのに少し時間がかかるようで10分くらいかかって来たよ!めん屋いわての本格冷麺750円。
メニューには850円と書いてあるが18時まで入店すると麺類は100円引きになるのはマジで嬉しい。
しかしなんとまあ綺麗な盛りつけなのだろう。
注目の麺。
「盛岡冷麺の麺は、スパゲッティなどのパスタと同様に小麦粉、片栗粉などを用いた生地に強い力を加え、麺の太さに合わせた穴から押し出して作られる。この際、麺が高温になりアルファ化するために強いコシがもたらされる。この押し出し麺という製法は、盛岡冷麺には不可欠とされる。」 Wiki引用。
自分は歯は良いのだがとてもじゃないが普通では噛みきれない程の強烈なコシ。
でもコレこそが盛岡冷麺なのだろう。
それとここの箸がとっても変わっている。
構造まではわからないがおそらく韓国料理でよく使われる金属製の箸をイメージさせたいのか先端が金属っぽい加工を施してある。
こういうのは初めて見たな~。
トッピングで最も強いのはなんといってもキムチなのだがこれはなかなか出自が良いのがよくわかる。
適度な酸味とまろやかさはいわゆる上質な本物感に溢れておりさすがに抜かりはない。
それにシャキシャキしたサニーレタスも冷麺にはよう合いますわな~。
けどやっぱりこの澄んだスープがここの冷麺の味を決定しているのは間違いない。
冷麺と言ってもこのスープは決して冷た過ぎはせずに普通に飲み干してしまいたくなる。
キムチの程よい辛さに鶏・牛の由来のスープは仄かな甘さを感じさせるあっさり味でつるつるの麺を一気に喉に流しこんでくれる。
このあたりでゆで卵とリンゴが気の利いたアクセントになってくれてはいるが一向に伸びる気配のない麺は最後まで食べ飽きることがない。
気がつくと完食していたがこれなら150円アップの1.5玉にすれば良かったかな。
広島ではこれだけ本格的な盛岡冷麺はまず食べることはできないだろうからそういう意味では貴重な店になるハズ。
平日は夜専だけど土日はランチ営業をしているので駐車場さえなんといかなればハードルはそんなに高く無いと思われるめん屋いわて、他のメニューも制覇せなあかんな(笑)