手打ち中華そば侍(山口市仁保)元味
経営者が変わってから2度めの手打ち中華そば侍。
ちょっとお久しぶりだ。
新しい宮部大将は元々名前が売れてる店を引き継いだから何かと大変だったと思うけど今はかなり落ち着きを取り戻しているようだ。
年末年始も元旦しか休業しない様子でこりゃ来年の年始はココに来るって選択肢も悪くない。
店の外観は以前とほとんど変わってなく「ぱっと見日本建築、中はトタンの掘っ立て小屋」はそのまま継承されているようだ。
この日は大将と若い男女の従業員がふたりの3人体制だったがオペレーションも慣れてきているようで経営者変更のネガは更に感じられなくなっている。
メニューは基本的に中華そばとつけ麺、スープの味が「元味」「新味」「濃い味」の3種類が復活してますます元の山根大将が腕をふるっていたころと見分けがつかなくなっている。
それどころか以前のやややさぐれ感がなくなりレンゲがイリーのカップに入っていたりと洒落た感じが漂っているがやっぱりこの方が好ましいと思われる。
さて前置きが長くなってしまったが手打ち中華そば侍の中華そば(元味)690円。
う〜〜ん以前とどこが違うんだろう??
これも以前と変わらぬ自家製麺。
ふるふるぶにぶにの独特の食感は健在、いやいやこれは嬉しいね。
燻製にされたチャーシューはやはり自家製で煙の薫りがする香ばしい物。
もはやこうなると侍ワールド全開やんか。
無化調ならではの「ぼや〜」と焦点のぼけたオリジナリティ溢れる味わいは食べ始めはちょっと物足らんけど後半にかけてぐいぐいとその真価を発揮してその持ち味に飲み込まれていくのがよくわかる。
食べ終わってから顔を上げると大将が以前の山根さんじゃないので「あ、そういえば経営者変わったのね」と改めて気がついた手打ち中華そば侍だった。
今年は山口拉麺維新復活ぢゃね!(笑)