ココは娘も息子も両方が推薦してくれたお店。
時間があるから開店40分前に店に到着した。
人気店らしいがさすがに誰もおらず店の前に娘と並んだ。
並ぶときのルールが貼ってあるのがここがいかに人気店であるかを証明しているかのうようだ。
無化調、自家製多加水麺のお店だと書いてあるのを読んでいたら続々と自分らの後ろに行列ができ始めた。
なんだかんだと娘と話をしていたら開店時間がやってきたがもう30人程度は並んでいる。
それもラーメン屋にしては珍しく若い女性が半分くらいいる。
さて入店してしばらく待ってからキタヨ!
麺・ヒキュウ鶏白湯魚介つけ麺(並・麺200グラム)700円。
最初からスープ割りのダシが水筒に入ってでてくる。
テッカテカの自家製麺が目を引くがここの目玉は娘が注文した麺300グラムの大盛りが並盛りと同じ700円ということだ。
これは確かに安いと言わざるを得ない。
まずは麺だけ食べてみたが本当に多加水麺なのかと思うほどのコシがあるのにブリブリ感もあるという二刀流の恐ろしい麺。
つけダレは濃厚鶏白湯で魚介はほんのり香る程度だが香ばしさとコクは特筆モノだ。
あと若干青臭い食べたことがにような野菜も入っていてこれが妙に面白いアクセントになっており濃厚なつけダレをリフレッシュさせてくれる。
巨大で分厚いなびっくりメンマだがこれも驚きの柔らかさで一口で余裕に食べられてしまう。
鶏と豚の2種類のチャーシューは体験したことがないくらい柔らかくしっとりしている。
煮玉子にもほんのりと味がつけてあってとろりとした舌触りがたまらんがね。
後半になるとテーブルに置いてあった酢を少しだけつけダレに入れたが元々隠し味的に酢が入っているんじゃないかと思うくらいの味変しかしなかったのに驚いた。
人気店だしある程度旨いのはわかっていたからどこかケチをつけてやろうとあれこれ詮索するのだがどのパーツも寸分の隙もなく返り討ちにあったような気がした。
あっという間に麺と具はなくなりつけダレが残ったので迷わずスープ割りにしたがこのスープ割りもこれまで食べたどのつけ麺より求心力があるように感じた。
これで700円でも内容を考えれば安いと思うのにこの大盛りが麺100グラム増えて700円なんてどう逆立ちしても格安だ。
極め付けはこのつけ麺を食べた後、どういう訳か何も歯に挟まっていない事でこれは娘も同様の事を話していた。
そりゃ女子大生もこれだけ押し寄せてくるの納得してしまう。
接客も気持ち良いし店内もキレイとあればもう欠点なんて行列しなきゃ入れないことくらいじゃないか。
神戸で凄いつけ麺に出会えた事に感謝しながら店を後にしたのだった。