らをた広島

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ユリゴコロ

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第14回大藪春彦賞を受賞し、第9回本屋大賞にもノミネートされた沼田まほかるのミステリー小説を映画化。ある一家の父の書斎で見つかった殺人者の手記を入口に、殺人に取りつかれた女性の壮絶な人生を描く。監督を務めるのは、『近キョリ恋愛』などの熊澤尚人。宿命に振り回され、苦しむ殺人者・美紗子を、『蛇にピアス』などの吉高由里子が熱演する。

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あらすじ

父が余命宣告され、さらに婚約者が突如失踪した亮介(松坂桃李)は、実家で「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノートを見つける。そこには人間の死でしか心を満たすことができない、美紗子(吉高由里子)という女性の衝撃的な告白がつづられていた。亮介は、創作とは思えないノートの内容に強く引き寄せられ……。

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沼田まほかるのミステリ小説の映画化らしいがそれ以外何の予備知識もないままこの映画を観た。

幼少期サイコパスである事に気づいてオカルト映画の様相を呈して始まったのでここからさらなる恐ろしいシーンが畳み掛けてくるとばかりにある意味心躍らせて構えていた。

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すると途中から映画の雰囲気はどんどん変わってとにかく暗くて重く、悲しく切なくなっていく。

要はオカルト路線はすっかり影を潜めフツーの陰気な映画になっていく。

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全体としてはよくある類のストーリーで特にお涙頂戴の後半はハッキリ言って何となく結末が透けて見えてつまらなく退屈だ。

最近涙もろくなってきたのに1ミリも泣けなかった。

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原作を読んだ人から本の方が面白いと聞いたがそれだったらこの監督さんの力量に問題があったのかも知れないがこの映画が当たらなかったのもさもありなんと行ったところか。