山口県下松市あたりを中心の多く点在する牛骨ラーメン系のお店。
場所は裏通りで少しわかりにくいが20台は余裕に入るくらいの大駐車場完備だ。
入店すると自動券売機が出迎えてくれる。
中華そばと山口では珍しい広島風激辛つけ麺をやっているようだ。
最初なのでとりあえず一番スタンダードの中華そばを食べることにし、カウンター席に座った。
まだ新しいのか店内はきれいで、客席は7割ほど埋まっておりスタッフの女性が忙しそうにしている。
少し待ってからキタヨ!!中華そば 洋RUN 柳井店の中華そば600円。
いかにも山口の牛骨ラーメンらしいルックスをしている。
麺も山口のラーメンでは定番のやや太めのストレートでちょっと粉っぽさを感じコシは弱めでザクザクした歯ざわりなど独特だ。
広島ラーメンと共通するのはもやしが入っていることでこのシャキシャキした食感は悪くない。
牛骨らしさを感じさせる甘めのスープだがよく言われる「すき焼きのスープのような」甘さが強くはなく醤油のよる味付けは控えめだ。
脂分はしっかりあってこってり感を増しているように思う。
比較的大きく薄めのチャーシューが2枚入っているがこちらも味付けはわざと抑え気味にしてあるようだ。
そこでテーブルに置いてあったコショウをガンガンかけてみた。
牛骨スープとコショウは相性が良いと以前から思っていたが今回もこれでちょっとした物足りなさが吹っ飛んでビシッと芯の通ったスープになってくれた。
広島では広島ラーメンが、山口ではこういうラーメンが昔から愛されているのかといろいろ思い巡らせてしまった。
客層は老若男女さまざまでひっきりなしに入れ替わっていてとっても繁盛している。
なるほどちょっと物足りないくらいが毎日飽きずに食べられるラーメンってことなのかもしれないがこういうローカル色豊かでコンサバティブな定番ラーメンが人気になるのもわかるような気がしたのだった。