らをた広島

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十二人の死にたい子どもたち

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天地明察」などの作家・冲方丁のサスペンスを、『トリック』シリーズなどの堤幸彦監督が映画化。集団安楽死をするため廃病院に集まった12人の少年少女が、死体を見つけたことで疑心暗鬼に陥る。

キャストは『湯を沸かすほどの熱い愛』などの杉咲花、『OVER DRIVE』に出演した新田真剣佑北村匠海、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』で共演した高杉真宙黒島結菜ら。

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それぞれの理由で安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の少年少女は、そこで死体を見つける。死体が何者で自殺なのか他殺なのか、集まった12人の中に殺人犯がいるのか。やがて、12人の死にたい理由が明らかになっていく。

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映画でも漫画でも小説でもその世界観とキャラクターで良し悪しが決まると言うが自殺願望者12人が集まると言う設定からキャラクター次第だと最初に思った。

これは小説が原作のサスペンス映画らしいが不思議な物語が展開していく。

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推理小説風ではあるが途中まではこれが犯人を見つけるためではないので説得力が弱い。

怖いと思わせるような演出ではあるが後半は単なる人間模様だとわかってくる。

それに連動して全体のストーリーの浅さみたいなのが見えても来る。

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病院と言う狭い環境で12人が迫真の演技しててまるで舞台を見ているかのようだ。

演技派を揃えたようでかなり惹き込まれる。

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だけど恐怖映画調の前半から不幸話連発のお涙頂戴的なストーリー展開には飽きてくるというか呆れる。

まあターゲットが出演俳優女優目当ての若い人たちなのだろうがいくらなんでも映画でゼニ取るならもう少ししっかり作り込んで欲しい。