麺家たいらの支店格になるお店でこっちは高井田系ラーメンの専門店のようだ。
それにしても呉の中通りと本通り商店街の間の超細い道というディープな立地には驚いた。
呉市出身の自分にとってここらへんは小学校区だったので土地勘はあるのだがこの狭い道はさすがに知らなかった。
場所柄元々は飲み屋だったと思われる店内は券売機があってカウンターだけの店内。
ブラック基調で壁にはアートがあったりしてラーメン屋としては独特の世界観だ。
太麺の茹で時間が7分と書いてあったが程々に待たされてからキタヨ!!クロタイラの中華そば600円。
相変わらずの真っ黒けっけなスープが懐かしいがそれにしてもこれほど脂がういていないのも珍しい。
極太麺はコシがあって食べた感じはワイルドだがやっぱり讃岐うどんとかとは違ってやっぱり中華麺だと認識させられる。
二郎系のようなゴワゴワ感はないのでここらへんは初心者でも大丈夫だろう。
尾道ラーメンのような脂で押してくるタイプと違ってスッキリ澄んだ醤油辛さは個人的には嫌いじゃない。
メンマもコリコリとした歯ざわりを楽しませてくれる。
全体にオーソドックスな造りのながらチャーシューは最近流行りの低温調理法ででレアな仕上がりが嬉しい。
見た目に違わぬ塩分濃度で醤油辛いの一歩手前ながらここらへんがなかなかハマってしまいそうなヤバさがある。
さすがにこのスープをごくごく飲み干すと血圧上がりそうなので止めておいたが脂がないのでそれさえ気にしなければ余裕で完食可能だろう。
呉は元々ご当地ラーメンがないのでこの手の超個性的なラーメンが受け入れられる土壌はあると思うのでぜひこれからもこのスタイルで頑張って欲しいと思ってしまったクロタイラの中華そばだった。