『キム秘書はいったい、なぜ?』は、2018年6月6日から同年7月26日まで韓国・tvNで放送されたテレビドラマ。
2013年に発行された韓国の作家チョン・ギョンウン(朝鮮語版)による同名ウェブ小説を基にしたロマンティック・コメディ。
主演はパク・ソジュン、パク・ミニョン。
大企業の副会長であるイ・ヨンジュン(パク・ソジュン)は眉目秀麗・頭脳明晰の完璧人間で、筋金入りのナルシスト。
そんな彼を秘書のキム・ミソ(パク・ミニョン)は9年もの間支えてきた。
しかし、ある日突然ミソが仕事を辞めると宣言。
新たな人生を歩みたいというミソをヨンジュンはあの手この手で引き留めるが……
アマゾンプライムビデオに日本語字幕版があったので見てしまった。
ジャンル的に愛の不時着と同じラブコメディ路線で愛の不時着よりもコメディ色が濃い。
ストーリー的には韓国ドラマお得意の純愛モノではあるがこのドラマでも役者の実力に驚かされる。
主演のパク・ソジュン、パク・ミニョンは共に30代で脂の乗った演技は安定感抜群で特にこの主演女優さんの可愛らしさで持ってるドラマでもある。
年齢だけではないがこの辺りが日本のジャニタレ、駆け出し女優ドラマのお遊戯会みたいなショボい恋愛ドラマとは決定的な違いがある。
時折実写に可愛らしいアニメが取り入れられ何処と無く女性向けな雰囲気がありながら男性の視聴にもじゅうぶん耐えられるようなセンスは凄いと認めざるを得ない。
32話とけっこうな尺があるドラマながらずっと飽きさせる事なく続けられる脚本力はさすがだ。
韓国ドラマの特徴として財閥の御曹司が主役になりその兄弟とは大概揉めている傾向があるがこのドラマもまさにピンズドでこれらを完全に網羅している。
そう言う意味では恋愛系韓国ドラマの王道を行くストーリーになっているのだろう。
通常この手のドラマには悪役と言うか嫌われ役みたいなのが必ずいるのだが今回のキム秘書の登場人物は全て良い人ばかりで敵役が一人もいないのは意外だった。
こういう作り方はNHKの朝ドラみたいでなんとなくそのノリで観てしまった。
それでも32話の長丁場をちゃんと完結させる脚本力は相当なものでなんだかんだと最後まで見てしまった。
最近韓国ドラマにハマるヒトが続出してるそうだがなんとなくその理由がわかるような気がしたキム秘書はいったい、なぜ?だった。