幸いお店は港から近いようなのでクルマを本土に置いて徒歩でフェリーに乗り込んだ。
30分くらいで大崎上島に到着し港から15分くらい歩いて徳森食堂に到着した。
店内はラーメン屋というより文字とおり食堂の雰囲気でカウンターがなくテーブル席のみだ。
真っ昼間だというのにもうビールを呑んでご機嫌なグループもあってやはり島はのどかでいいな〜と思ってしまう。
ちょっと待ってからキタヨ!!徳森食堂のチャーシューメン820円。
一瞬尾道ラーメン系かと思ったが背脂もないしちょっと違うようだ。
麺は最初からクタクタの柔らかさで既にスープを吸って茶色くなっている。
実際食べてみるがこういうのが好まれるのもわかる気がする。
おそらく鶏スープだと思うがとにかく醤油の存在感が大きくなおかつその辛さがビシッと立っていて印象的なスープだ。
ここでツイッターでいなり寿司(1個120円)と一緒に食べると更に旨いとの情報をもらったので焦って追加注文した。
こちらはとっても甘い味付けで確かに醤油が強いスープとの相性が抜群だ。
チャーシューは脂身の多いコッテリタイプながらこの醤油スープとのマッチングは素晴らしく敢えて味付けは控えめにしてあるのだろう。
モヤシとネギは清涼感を、メンマは面白い歯ごたえを与えていて完璧なオールドスタイルのラーメンながらびっくりするくらいのまとまりをみせている。
目の前にこれを使え!と言わんがばかりにコショウが置いてあるので遠慮せずふりかけさせてもらった。
予想通りこの手のラーメンはコショウが絶望的に合うのでこの辛さがさらなる醤油のエッヂを立たせてくれて後半になってもまったく食べ飽きることはなくなった。
夢中になってガツガツ食べていて気がついたらキレイにスープまで完食。
久しぶりにこういうオールドスタイルラーメンで感激してしまった。
ここまでどストレートな醤油ラーメンは笠岡ラーメン以来のような気もするがいずれにしろこんな島にハイレベルなラーメンがあるのは正直驚いてしまったというのが偽らざる感想だった徳森食堂のチャーシューメンだった。