「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹のコミック「群青戦記 グンジョーセンキ」を、『踊る大捜査線』シリーズなどの本広克行監督が実写映画化。
ある日突然戦国時代にタイムスリップしてしまったスポーツ名門校の高校生たちが、生き延びようと奮闘する。
『サヨナラまでの30分』などの新田真剣佑が主演を務め、戦国武将の松平元康(後の徳川家康)を三浦春馬、織田信長を松山ケンイチ、ヒロインを山崎紘菜が演じる。
スポーツ強豪校の弓道部に所属する高校2年生・西野蒼(新田真剣佑)は、目立つのが苦手で弓道場で練習に打ち込むだけの日々を送っていた。
ある日、雷が落ちたかと思うと校庭の向こうに城が出現し、校内には武士たちが乱入してくる。
全校生徒がパニックに陥る中、歴史好きな蒼は戦国時代の「桶狭間の戦い」直前に学校がまるごとタイムスリップしてしまったことを悟る。
山崎紘菜に釣られて観た。
いわゆるタイムスリップモノで戦国自衛隊みたいな映画。
突然高校がまるごと戦国時代になったのはわかるがそこが外国ならいざ知らず、あの時代の日本の武士が敵か味方かわからんような非武装で無抵抗な子供を無差別に殺しまくる展開にはかなり違和感がある。
それにそんな残忍さを見せるならこれはいくら何でも中途半端でエグさやグロさが全く足りない。
それに今は亡くなった三浦春馬が武将役として出ていて中々の存在感がありやっぱり残念だと思わせる。
そして目当てだった山崎紘菜はヒロイン役でセリフも多くかなり頑張っていて個人的には嬉しい(笑)
それに対してストーリーはハッキリ言ってかなりヒドイ。
マンガが原作とはいえいくら何でも荒唐無稽過ぎてちょっとついていけない。
イケメン俳優がたくさん出てるので若い女性がターゲットの作品なのだろうがこれくらいではその女性たちは満足出来んだろう。
とにかくイチイチ突っ込みドコロが満載で2時間の作品なのだが観始めて30分くらいでもう何となく先が読めてしまって興ざめしてしまった。
アクションシーンがウリなのだろうがかなり気合いが入っているのはよくわかるが変な話、見どころはコレだけ。
陳腐な世界観とグダグダな脚本に頑張ってる役者さんが可哀想になってきた。
一体何が伝えたいのか最後までサッパリわからんし、少なくとも今年観た映画の中で一番ヒドかったのが断言デキるブレイブ -群青戦記-だった。
