アフガニスタン紛争で過酷な戦闘が行われた「カムデシュの戦い」の全貌を描いたミリタリーアクション。
前哨基地がタリバンの大部隊に包囲され、全滅の危機に陥ったアメリカ軍の兵士が死闘を繰り広げる。
『ザ・コンテンダー』などのロッド・ルーリーが監督、『ザ・ファイター』などのエリック・ジョンソンが脚本を担当。
『スクランブル』などのスコット・イーストウッド、『アンチヴァイラル』などのケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのオーランド・ブルームらが出演する。
アフガニスタン北東部にあるアメリカ軍のキーティング前哨基地は補給経路の要とされていたが、四方を山に囲まれた谷底に位置し、標的にされやすい弱点があった。
タリバンの襲撃の度に誰かが命を落とす過酷な環境の中、同基地に派遣されてきたロメシャ2等軍曹らは、圧倒的多数の敵に囲まれる不安と戦いながら任務に当たっていた。
2009年10月3日早朝、300人以上のタリバン戦闘員が総攻撃を仕掛けてきて、わずか50人ほどのアメリカ兵は絶体絶命の危機に陥る。
実話に基づいた映画という事で非常に興味を持って見た。
それだけにかなりの説得力がある内容になっている。
これを見ていると戦場という極限の状況で正気を保つのも困難なのもよくわかる。
タリバンからいつ攻撃されるかわからない状況のアメリカ軍兵士たちの日常を描いているのだが非常に緊張感があって見入ってしまった。
これを見ていると日本人は本当に平和ボケしていると言われても仕方ない。
戦場を極力リアルに描いていてその残酷さや過酷さが嫌というほど体験できるのは凄い。
ここまでリアリティがある作品はプライベート・ライアン以来久しぶりだがここまでだと逆にドン引きするくらいで実話以上の物語ってないのかも知れない。
あのオーランド・ブルームが何処で出ているのか最初はわからなかったかがまさかの軍曹役だったとは後から知った。
最近はアフガニスタンの事がよくニュースになっているがこの現場の実際をほとんど知らない自分のような平和ボケには非常に勉強になった。
アメリカは世界各地で戦争をやってるが自分らの思うように自由主義国として独立できたのは日本だけで後はほぼ失敗しているように見える。
それが日本でてきたと言う成功体験に基づいてやっているのなら、日本がある意味特殊な国だったから上手く行った特殊例である事をそろそろ学ぶべきじゃなかろうか。
そんな事をツラツラと考えてしまったアウトポストだった。