1991年のF1ベルギーGPでのF1デビューから30年を経て、Netflixが7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハの実像に迫る待望の新作ドキュメンタリー「SCHUMACHER(邦題:シューマッハ)」の公式トレイラーを公開した。
「シューマッハ」はシューマッハ家の全面協力のもと、貴重なインタビューと未公開の秘蔵映像を交えて7度タイトルを手にしたF1ドライバーのデリケートかつ際どい真の姿に迫るドキュメンタリーだ。
世界中で何百万人ものファンを魅了する過酷かつ危険なスポーツであるF1の世界に彗星のごとく現れたシューマッハ。本ドキュメンタリーはシューマッハたる所以の複雑な背景をあらゆる角度から追究する。
彼の人生は多くのファンの想像力を掻き立てるが、私生活を明かさない男の成功の裏にはレーシングドライバーとは別の顔があった。人としてのシューマッハを成すものは、ファイティングスピリットと完璧主義だけでなく、自分自身への疑いとさまざまな不安を抱える繊細で傷つきやすい一面だった。
「シューマッハ」のストーリーの中心にいるのは両親と子供たち、そして幼なじみであり最愛の妻であるコリーナ・シューマッハ。彼女たちは、今何を語るのか…。
「シューマッハ」は2021年9月15日に日本を含む全世界での配信が予定されている。
ネットフリックス配信のミハエル・シューマッハのドキュメンタリー。
アイルトン・セナの後を追うように彗星の如く現れセナの死後、あっという間に不動のチャンピオンになりクルマの事故ではない怪我で引退を余儀なくされた激動の半生を描いている。
ある意味その有り余る才能が故に様々な軋轢を生み、苦しんでいた様子がよくわかる。
セナのあの事故もシューマッハ出現の焦りがなかったとは言えないだろう。
当然その悪夢の瞬間も描れているがやはり見たくない光景だった。
あの頃日本では空前のF1ブームと言うか異常な程の盛り上がりがあって特にアイルトン・セナ人気は凄まじかった。
その主役たるセナの事故死はそのブームを失速させかけたがそれを支えたのは紛れもなくシューマッハだった。
しかしバブル崩壊の影響でホンダ、ヤマハ、トヨタなどの参戦企業の減少、スポンサードの撤退が相次ぎそれにわけのわからんレギュレーション改変で以前のような追い抜きが減少、テレビ放映の有料化など様々な要因でF1人気は低迷、こんにちに至っている。
それでもF1日本GPは開催され続けていたがコロナの影響で2年連続中止され、今年のホンダの撤退で将来的にどうなるか不透明だ。
そんなシューマッハだが詳しく知らなかったのであまりの強さにまるでサイボーグのようかヒトかと思っていたが実際には全然違った。
鈴鹿サーキットでハッキネンを破りチャンピオンになった映像を久しぶりに観たが確かに近代のフェラーリ全盛期を作った偉大なドライバーだった。
引退し復帰しまた引退してその頃にはすっかりF1を見なくなっていたのでよく覚えていないが2013年にスキーで大怪我をしたのは大々的に報じられた。
あれからもう8年経つがシューマッハは自宅にいると映画の中で言っていたが症状は変化がないのかも知れない。
色々考えさせられた映画シューマッハだった。