『デッドプール』シリーズなどのライアン・レイノルズが主演したアクション。
自分がビデオゲームの世界に生きる背景(モブ)キャラだと知った主人公が、ヒーローになろうとする。
メガホンを取るのは『ナイト ミュージアム』シリーズなどのショーン・レヴィ。
ドラマシリーズ「キリング・イヴ/Killing Eve」などのジョディ・カマー、ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのジョー・キーリー、『ジョジョ・ラビット』などのタイカ・ワイティティらが共演する。
銀行の窓口係ガイ(ライアン・レイノルズ)は、平凡で退屈な毎日だと感じる一方で、連日強盗に襲われていた。
疑問を抱いた彼は、襲ってきた銀行強盗に反撃を試みると撃退でき、さらに強盗から奪った眼鏡を掛けると、街の至るところにこれまで見たことのなかったアイテムやミッション、謎めいた数値があった。
やがてガイは、自分がいる世界はビデオゲームの中で自身がモブキャラであることを知り、愛する女性と街の平和を守ろうと正義のヒーローを目指す。
いかにもアメリカ人が好みそうなヒーローモノ。
現実とゲームの世界がごちゃごちゃに展開して最初はわけがわからんかった。
どうやら主人公はPCゲームの登場人物のようでしかも完全な脇役なのにヒーローになろうとする。
要は主役はゲームキャラなんて設定だったなんて経験ないし、道理で分からんはずだ。
ゲームの中で成長して段々ヒーローキャラに成長するという摩訶不思議な展開についていくのがやっとだ。
まあこの手の映画はあり得ないアクションシーンを楽しむに限るのだろうと途中から割り切る事にした。
ただ途中からコレと同じではないが似たような世界観の映画は見た事ある事に気がついた。
CGは美しくて迫力もあるのだが如何せんストーリーが陳腐と言うかオコチャマ向けなのかありきたりなので中盤から後半にかけて眠たくなってしまった。
ラストのオチも途中からミエミエでソレもこれまで掃いて捨てるほど見てきたコテコテのもので思わず失笑してしまった。
最後はマーベルやスター・ウォーズまで出てきて何から何までてんこ盛りのめちゃくちゃだがアメリカでは一定のヒットはするのだろう。
使われている音楽は80年代かそこらの懐かしいのが多くココだけは楽しめたが後は荒唐無稽過ぎて結局はついて行けなかったフリー・ガイだった。