青山剛昌の人気漫画を原作にしたアニメの劇場版シリーズ第24弾。
世界最大のスポーツ祭典が開催される直前に起きた拉致事件にコナンが挑む。
前作『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』の監督である永岡智佳が本作も続投。
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一らおなじみの面々がボイスキャストを務める。
4年に1度開催されるスポーツの祭典、WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)の東京大会の開会式に併せて、最高時速1,000キロメートルという世界初の真空超電導リニアが開通することが発表される。
世界から注目される中、WSGの大会スポンサーが集うパーティー会場から大企業のトップたちが誘拐されてしまう。
コナンが解決に向けて動き出し、やがてアメリカのボストンで15年前に起きたWSG連続拉致事件との関連性を見いだす。
毎年とてつもない興行成績を叩き出すまさにドル箱、名探偵コナンの劇場版最新作。
24弾だからもう24年もやってるなんて凄すぎる。
ガキの頃に親に連れて行って貰った世代が今度は親になって劇場に子供を連れてくるという連鎖が続くのだろう。
名探偵コナンのレギュラー放送を観てるわけじゃないので知らないキャラが多数増えていて面食らったが子ども向けアニメだけあって直ぐに世界観が掴めた。
小学生が電動スケートボードで高速道路を爆走とか相変わらずむちゃくちゃだがそう言うツッコミを入れているようでは名探偵コナンなんて観れない。
コナンの作者は特にスポーツカーとかが好きなのかよく出て来たが作画がアレで椅子から転げ落ちそうだったがさすがにCG化されてとてもキレイになっている。
ストーリーは一応推理モノになっているが分かりやすい代わりに単調で薄っぺらい。
コナン劇場版シリーズは何時もの推理モノそっちのけで壮大なアドベンチャーものみたいなのが多いがそういう意味ではこの作品はテレビ版の延長みたいな作りになっている。
なまじっかリニアを舞台にしているので壮大な話しには発展させようもなくややこじんまりした世界観になっているのが惜しい。
それでも劇場版名探偵コナンとしては一定のクオリティを保っていると思うし劇場で観たとしてもそれ程不満は出ないだろう。
マンネリと言えばマンネリだろうがこれだけ鉄板のドル箱になってしまった名探偵コナンシリーズ劇場版はやめられないだろう。
何処となくダウンタウンのガキの使いシリーズに似てると思った劇場版「名探偵コナン緋色の弾丸」だった。