最近新しく開店した家系ラーメンのお店。
表の看板に「家系ラーメンは醤油・塩を選べます。」と書いてあるが自分の記憶が確かならば家系塩ラーメンというのはおそらく存在しない。
店内に入ると待っているのは自動券売機でこれでチャーシューメンの食券を買って縦に長い構成になっている奥のカウンターに座った。
どうやらカスタマイズが前提になっているようであれこれ楽しめるのはいいがそれだけ「デフォルトでは弱い!」と言っているようなものに思えなくもない。
とりあえず店内にも書いてあるのを読んで定番のニンニク、豆板醤、そして箸休めにオススメらしいショウガと玉ねぎを入れる候補に選んだ。
ちょっと待ってからキタヨ!!横浜家系ラーメン 今村家のチャーシューメン970円。
このルックスは紛うかたなき家系ラーメンではあるがトッピングウズラっては珍しい。
麺はいわゆる家系ラーメンの麺とはビックリするほど違うので椅子から転げ落ちそうになったがまあ気を取り直して啜ってみたが、まあなんとも言いようがないもの。
ほうれん草はしっかり入っていてちょっと安心したがスープもトンコツのパンチが弱くて確かにカスタムしないと早々に食べ飽きそうだ。
チャーシューはたくさん入っているのは良いのだがこちらも薄くて何ていうか家系特有の荒々しさが皆無だ。
ウズラの玉子はオマケみたいなもんで存在価値が希薄に思う。
さっそくカスタムに取り掛かることにしてとりあえず必須のニンニクをレンゲに入れてスープ全体に解くとこれだけで随分と良くなってくる。
次に刻みタマネギを入れたがこれもなかなか良い味変になってくれるようで最近は他の店でもこのトッピングは見かけるようになったのも頷ける。
次にショウガと豆板醤を入れて仕上げだ。
う〜〜ん豆板醤にスープが負けてしまうようでこれはあまり入れないほうが良さそうだ。
ショウガは確かに口直しに良いがラーメンの途中にショウガで口直しってなんだかそういうのが必要ないラーメンにするのが本筋のような気もする。
海苔は悪くないのだが本当はこれにスープを浸してご飯を巻いて食べるらしいがそういう発想が起きないこと自体が悲しい(笑)
本来の家系ラーメンと比較して量的にも少ないようでスープを特に飲んでいないのに食べ終わるとかなり少なくなっていた。
店舗の雰囲気からどことなく察していたがやはりこれは本来の家系ラーメンという違うようでそういう期待を大きくしないほうが無難なようだ。
一定の満腹感はあるので割り切ってしまえばそれなりに満足できる横浜家系ラーメン 今村家のチャーシューメンだった。