若い頃、ここのすぐ近くの予備校に1年通っていたので懐かしさに惹かれて時々ここに来てしまう。
当時はそれまで体験したことがなかった店外まで溢れる凄まじい獣臭に戸惑ったのを覚えているが同時にそのパンチの効いた未体験の味に同時にやられたもんだ。
そんな上海総本店だが相変わらずの獣臭にむせそうになるが入店するとすぐに慣れて平気になってしまうのは不思議だ。
今日はこれまで未食の一番高いメニューであるワンタンチャーシューメンを決めてきた。
ちょっと待ってからキタヨ!!上海総本店のワンタンチャーシューメン1000円。
とうとう上海総本店も千円の大台のラーメンがでるようになったんか。
この手の老舗のお約束でもある原田製麺のストレート麺はなんだかんだ言っても広島豚骨醤油には本当によく合うと思う。
ココのワンタンは食べたことがなかったが想像以上に食感が良くてこんなんだったら昔から食べればよかったと後悔してしまうほどだ。
メンマはオマケ程度、モヤシもそれほど多くはなくこれもおしるし程度と思ったほうが良い。
チャーシューはしっかり味がつけてる薄いタイプが相当多めにぶっこんであって満足度は高い。
だけどこのワンタンのデキの良さにちょっとびっくりしてしまい、今回の主役はやはりワンタンになってしまった。
最近流行りの淡麗系とは違う昔ながらの豚骨醤油はやはり荒々しい印象ではあるがそれが特徴とも言え、現代でもじゅうぶんに通用することを再確認させてくれる。
後半になるとそのパンチのあるスープが麺やワンタンに染み込んでより一層香ばしさを増すようだ。
ワンタンがけっこう多く入っているので最初と後半で皮が伸びて味わいが変化するのも一興だ。
薄いチャーシューはなくなって最終的にはワンタンと麺とスープになった。
最終的にはスープは完食に至らなかったがまああこれは広島ラーメンによくある「食べ飽きた」というやつだけどそれでも満足度はけっこう高く満福感もじゅうぶんにある。
けっこうオイリーなのでおっさんにはややキツくなってはきたがそれでもやはり無性に食べたくなってしまう中毒性みたいなのは間違いなくある上海総本店のワンタンチャーシューメンだった。